診療方針(MTM)

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なぜ、むし歯や歯周病になってしまったのか?
現在の一般的な歯科治療は、削ったり、詰めたり、被せたりと、治療を主体的に行っています。
しかし、とりあえずは痛みが無くなり、噛めるようにもなりますが、むし歯や歯周病になった原因を除去していません。

むし歯や歯周病になるには、その原因が必ずあります。

MTM(メディカルトリートメントモデル)-むし歯や歯周病の原因となるリスクを知ること-

MTM(メディカルトリートメントモデル)とは、予防先進国スウェーデンの予防歯科の教授であったボー・グラッセ教授の提唱する歯科医療モデル。

特徴として、口腔内の二大疾患である「むし歯」「歯周病」現状とリスク(なりやすさ)を検査・分析します。

治療を行う前に、その原因を突き止め、原因を取り除くとともに、患者さんに現状やリスクについてお伝えするカウンセリングを行います。
その後、患者さんのリスクに合わせた治療を行い、継続的な歯やお口のメインテナンス(歯のクリーニングやフッ素など)を行う一連の治療から予防歯科への流れです。

師事している熊谷先生の、山形県酒田市にある日吉歯科診療所では、35年以上、このMTM(メディカルトリートメントモデル)を実践することにより、日本で予防実績をあげ世界的に注目を集めています。

定期的なメインテナンス(歯科衛生士による歯のクリーニング・フッ素塗布など)を受ける方のうち
子供の約90%が、20歳まで永久歯のむし歯ゼロ。(日本全体ではわずか約3%)
70歳以上の方の歯の残存本数は、平均約26本。(日本全体では平均約17本)
を達成し世界から注目される予防実績をあげています。

当院の歯科医師・歯科衛生士・歯科カウンセラーは、このMTMを行うにあたり、熊谷先生から研修を受け、特別なトレーニングを積んでおります。

むし歯や歯周病などの一般的な歯科治療から、将来を見据えた口腔環境を整えるために、審美歯科、口腔外科、インプラントの治療を行っていますが、どのような治療でも患者さんごとの個人リスク診断を行い、むし歯・歯周病の再発の予防を基本とした上での治療、MTM(メディカルトリートメントモデル)を実践しています。

MTMの検査

唾液検査

唾液検査は、患者さん一人ひとり異なるむし歯のなりやすさを評価する検査です。
また、患者さんにむし歯の原因・進行・予防方法をわかりやすく伝えるためのツールとしても活用できます。

そして、唾液検査を実施してリスクを評価して終わりではありません。
検査で把握できた情報をもとに、「なぜむし歯になってしまうのか」「本当の原因は何なのか」「予防するには何をすればいいか」を導き出します。

スウェーデン王立マルメ大学 う蝕予防学教室の故・ブラッタール教授とグンネル・ペターソン博士が開発した、患者さん説明用ソフトを使い、一人ひとり異なるむし歯の原因と効果的な予防プログラムをわかりやすくビジュアルで示します。
「何がむし歯の原因だったのか」
「何をすればいいのか」を患者さんと一緒に考えることができます。

そして、グラフを動かしながら、予防策をシュミレーションことができます。
「ここの数値がこうなったら、こう改善しますね」などと、個人的な予防法がわかります。

唾液検査は保険が適用されず自費診療となりますが、必ず受けていただくようお願いしています。

口腔内写真撮影

患者さまに視覚的に歯の状態を把握していただくために、お口の中の写真を撮影して記録を残します。
お口の中は全体が見えにくいので、治療の「前」と「後」でどのように変化したか、治療後にお口の健康状態がどれくらい維持できているかを、写真を見ながらご説明します。

■レントゲン写真撮影

歯から顎の骨全体、顎の関節、副鼻腔まで広範囲が写ります。
顎の骨や顎関節の病気の治療、矯正治療、歯の生え替わりの確認など、全体像の把握に役立ちます。

■歯周組織検査

プローブという細い器具を用いて、一本ずつ歯の周りのい歯肉に炎症や出血がないか、歯を支える骨の状態、歯に動揺がないかを調べ、歯周病進行度を確認します。

この予防プログラムMTM(メディカルトリートメントモデル)の大きな特徴は、治療に先立って、お口の環境改善から始めるということです。

■緊急性のある治療の場合

痛み、腫れ、不具合などの症状があり、生活に支障がある場合は、まず応急処置を行います。
その後、歯科衛生士によるスケーリング(歯石取り)や歯みがき指導、フッ素塗布などを行っていきます。

お口の状態が改善することで、細菌の数が減って腫れや出血などの炎症がなくなります。
その結果、削る部分が小さく抑えられ、将来的に歯を長くもたせることができるのです。

そして治療後は、定期的なメインテナンス(歯科衛生士による歯のクリーニング・フッ素塗布など)や検査を行っていきます。
効果的な治療を進めるためにも、痛みや不具合がない時から、お口の環境改善をしておきたいものです。

MTMを行うにあたり特別なトレーニングを歯科医師・歯科衛生士・歯科カウンセラーは積んでいます。