口腔内3Dスキャナー「iTero」とは

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2020年07月07日08時46分 Edit By:歯科医師 西山
当院では、3Dスキャナー「iTero」を導入しています。
この「iTero」は、一言で言うと、「歯型をとる」装置です。



iTero


これまで、歯型をとる目的として使用してきたものには.▲襯献諭璽や、▲轡螢灰があります。
これらを「印象材」といいます。

.▲襯献諭璽醗象材
アルジネート印象材は水溶性のアルギン酸塩と石こうを反応させて、不溶性のアルギン酸カルシウムとして硬化させる印象材です。

水と混ぜ合わせねんど状になったものを、採取したい歯の部分に圧接して硬化を待つだけなので、簡単に型をとることが出来ます。

ですが、歯科で、「歯型をとる」ことをした方はお分かりかもしれませんが、このアルジネートを使用した場合、硬化するまでは、口腔内はやや不快な状態です。
特に、お口の中に、物が入ることで吐き気をもよおす嘔吐反射のある方には、苦痛になるかもしれません。
取り外す時に多少歪むことや、水分を含むものなので、採取してからすぐに石膏を流し入れ模型にしないと精度が落ちることもあります。

▲轡螢灰鶲象材
硬化するとゴムのようになる印象材です。

アルジネートに比べ、元に戻ろうとする力が強いので、口腔内から取り外した際の歪みや変形が少なく、より精度の高い歯型を採取することが出来ます。

価格が高価なため、全ての歯型採取に使用することは難しく、また、口腔内で硬化する時間は、アルジネートよりもかかるため、患者様には負担になります。


『iTero』は、印象材を使ったこれまでの<歯型をとる>作業を、スキャニングすることで行います。
⭐︎メリット⭐︎
1:印象材による歪みなどがないので、精度が高く、適合性の良い被せ物や、詰め物ができます。
2:印象材を使用しないので、患者様
の不快感を軽減できます。印象材を誤って飲み込んでしまうということもなく、安全性が高いです。
3:模型を作成した際に発生しうる欠けや破損がなく、データとして残るので、管理が的確にできます。
そのデータを技工所に送ることで、従来の輸送の際の手間は省け、アクシデントが少なくなります。
4:インプラントや矯正など、精密さがより必要な症例にも対応できます。


特に、当院で行っている【インビザライン】(マウスピース型矯正装置)には、この光学スキャナー『iTero』がなくてはならないものです。
現在の歯並びを精密にスキャンすることで、矯正終了までの治療計画を綿密に立てられます。
シミュレーションを見ることで、患者様は矯正治療のゴールがわかりやすく、安心して矯正治療をスタートできるといったメリットがあります。


マウスピース矯正


【インビザライン】は、『iTero』を使用したデータをアメリカに送ります。そして、矯正マウスピースの作製もアメリカで行っております。実際の模型を送っていたら、月単位でかかることが、わずか数週間で可能となりました。


当院で行っている治療のすべての症例に対応しているわけではありませんが、より安全に、より質の良い治療には欠かせない装置の一つです。




詳しくは、当院をお尋ねください。



大阪市阿倍野区西田辺 医療法人優伸会 えがしら歯科 審美・歯周・インプラント

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