デンタル フロスの使い方
阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科の「デンタル フロスの使い方」についての院長ブログです。
虫歯・歯周病をはじめとするお口の病気の原因は、歯垢(プラーク)によるものです。
歯垢(プラーク)は、ただの食べカスではなく、細菌の塊です。
この歯垢中の悪い細菌が産生する「酸」や「毒素」が、虫歯や歯周病の主な原因となります。
つまり、歯磨きをきちんと行って悪い細菌の数を減らせば、虫歯や歯周病を予防することができるという訳です。
今回は、日本ではまだまだ使っていることの少ないデンタル フロスについてお話したいと思います。
日常皆さんが、お口の汚れを落とすために行っている歯ブラシでのブラッシングだけでは、歯垢の50%ー70%程度までしか除去できないと言われています。
そのため、歯ブラシでは届かない歯と歯の間に付いた歯垢を除去するために、デンタル フロスを使うことが世界的にも推奨されています。
そして、デンタル フロスを合わせて使うことで90%程度まで歯垢の除去率を高めることができ、予防効果を高めるとされています。
欧米ではフロスを使うことが一般的な習慣となっています。
ところで、デンタル フロスの正しい使い方をご存知ですか?
目次
デンタル フロスの正しい使い方
フロスを約30cmの長さで切ります。
手から肘(ひじ)までの長さぐらいです。なのでフロスホルダーからフロスを肘まで引っ張ったあたりで切断すると、丁度良いです。
デンタル フロスの使い方
両手の中指に巻いてちょうど良い長さの所で持ちます。
上の歯の場合、親指と人差し指でフロスをつまみます。
フロスを歯の間に入れ、根本から歯垢を掻き上げるイメージで動かします。
下の歯の場合は両手の人差し指をフロスに添えて使います。
デンタルフロスを行なう際には、汚れや細菌の移動を防ぐため、一歯間部ごとにきれいな箇所を使って清掃しましょう。
デンタルフロス使用上の注意点
1.フロスを使用すると血が出る場合
今までフロスをしていなかった人がフロスを始めると、多くの人が出血します。
痛みがなく出血する場合、ブラッシングだけでは取りきれなかったプラークが原因で、すでに歯肉が腫れていしまっている事に起因します。
毎日、フロスを使い続けると治っていきますので、どんどんフロスを使いましょう。
痛みがある場合、歯肉を傷つけている可能性があります、やり方を間違えているか、力を入れ過ぎているです。
いつまで経っても出血するような場合は、他に問題がある時がありますので歯科医院で受診して下さい。
2.フロスが引っかかったり切れたりする場合
フロスが引っかかったり切れたりする場合には、そこに虫歯があったり、かぶせ物や詰め物があったりします。
歯科医院で受診して下さい。
※もし、フロスが入らない場所がある時は、無理に入れないこと。無理やり押し込むと、逆にフロスが挟まったままとれなくなってしまいます。
3.歯と歯の間の隙間が大きい場合
歯と歯の間が大きい人の場合には、デンタルフロスではなく歯間ブラシというものを使用します。
歯科医院で聞いてみて下さい。
歯ブラシとフロスを上手に活用し、お口の状態を快適に保ちましょう!
最後に…
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当院では、安心してご来院頂けるようお口の状況・治療内容など、詳しくご説明した上で治療を進めていきます。
また、小さなお子様の不安を少しでも解消できるよう、アットホームな雰囲気づくりを心がけております。
地域の皆様と笑顔で楽しい毎日、そして何でも食べられる喜びを分かち合えるよう、スタッフ一同しっかりサポートさせて頂きます。
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