セカンドオピニオン
本当に抜かないとダメなの!?
治療したのに歯茎が何度も腫れる!?
最近、「他院に通院中だが、他の先生の意見も聞きたい」と来院される患者様が多くいらっしゃいます。
セカンドオピニオンとは、患者様が現在治療を受けている診断や治療、あるいはこれから受けようとする治療などに対する、主治医以外の専門医の意見を言います。
セカンドオピニオンは、第三者の客観的な意見を参考にすることで、自分で最適な治療法を選択するための判断材料となります。
お口の病気に限ったことではありませんが、同じ病気でも、複数の治療方法が存在する場合が多いです。
そのため、あなた自身が納得のいく治療方法を模索することは、あなたのQOL(生活の質)の維持・向上につながります。
えがしら歯科は、そんなあなたのお役に立ちたいと思っています。
では、セカンドオピニオンは、どういう場合に受けるとよいのでしょうか?
●治療方針の説明を受けたが、それが自分に最適なのか悩んでいるとき
●治療後の状態が良くないとき
●抜歯など、QOLを左右する大きな治療のとき
セカンドオピニオンのメリット
より良い治療法に出会えるかも
医療技術は日進月歩。
歯周病やインプラント治療も、約30~40年前までは新しい分野で、歯科大学でも科目や講義がない治療法でした。
しかし、今は多くの歯科医院で行われ、多くの患者様のQOL(生活の質)を向上させています。
また、
「虫歯が広がる可能性があるから、あとのことを考えて、削っておいた方がいい」
「抜くのはいつでもできるから、まずは出来る限りもたせましょう。」など、
歯科医院ごとに治療方針は異なりますので、歯科医院を変えると違う治療法に出会えるかもしれません。
歯科用CT撮影装置
新しい設備での検査
設備、器材、材料により、診断や治療が大きく左右します。
例えば、「歯科用CT」による検査・診断です。
レントゲンは平面で写りますが、CTは立体で写ってきます。
CTでは裏から見たり、横から見たり、斜めから見たりと、いろんな角度から見ることができるので歯根の形や本数、病巣がどこにあるのか、歯茎の形、神経との距離などが正確に検査できます。
その検査結果により診断が変わり、治療方針・治療法が変わることがあるのです。
また、「拡大鏡(ルーペ)」の使用により、裸眼では見えない虫歯が見える事があります。
「位相差顕微鏡検査」を使えば、見た目ではわからない歯周病菌の様子を確認し、より良い治療方針を検討することができます。
えがしら歯科では、こういった最新の技術を揃えることで、より的確な診断・治療ができるようになっています。
拡大鏡(ルーペ)
納得の上で、治療を受けられる
もしかしたら、主治医の先生の診断・治療方針は最適なものかもしれません。
しかし、
●先生やスタッフと信頼関係が築けていない。
●ちゃんと説明されなかったので、そもそもよくわからない。
●質問したいけど、しにくい。
といったことがあると、いくら治療が最適で、先生の腕がどれだけすごくても、治療に踏み出しにくくなるのは当然です。
先生やスタッフが信頼でき、納得いくように説明してもらえ、質問にも答えてくれる。
そんな歯科医院に出会えると、QOL(生活の質)も向上するでしょう。
セカンドオピニオンで気を付けたいこと
①病院難民にならないように!
セカンドオピニオンの目的は、第三者の意見を参考に自分で治療方法を選ぶことです。
ただし、「自分が望む治療をしてくれる歯医者を探す」と言う訳ではありません。
本当に抜くしか選択肢がないのに、「抜かなくてもいい」と言ってくれる先生を探すのは、時間の無駄です。
また、その間に症状がどんどん悪化してしまうことがあります。
②セカンドオピニオンであることを伝える
歯科医院によっては、初診時は検査・診断のみ行い、2回目の来院の時に詳しい治療方針やお口の状態を伝える、といったことがあります。
「すぐに意見が聞きたい」といった場合は、セカンドオピニオンだと伝えた方がスムーズに診療が進むでしょう。
③普段から信頼できる歯科医院を探しておく
多くの方が「痛くなって、初めて歯科医院を探し、受診する」ということをされます。
それでは、すぐに治療を進めなければならず、納得できなくても他の歯科医院を探す時間がなくなることもあります。
普段から、痛みが無くても定期健診に通う、歯のクリーニングに通うなどして、先生や衛生士さんにお口の状態を把握してもらい、信頼関係を築いておくことが、不要な受診を防ぐことにもつながります。
最後に誤解して頂きたくないのは医療には原理・原則があり、どうにもならないことはあります。
セカンドオピニオは患者様が希望する治療だけを行なってくれる歯科医院を探すことではありません。
私は歯科医師として、その患者様にご提供すべき正確な診断や理解しやすい説明を行い、患者様の要望もできるだけ取り入れて治療を進めていく「相互理解」だと私は考えています。
当院では歯の健康はもとよりQOL(質の高い生活)を目指すため、そして深い相互理解のためにカウンセリングを重視した診療を行っており、セカンドオピニオンも受け付けております。
歯はあなたの大切な体の一部です。
誰にその大切な歯を委ねるか、最終的に判断するのはあなたです。
セカンドオピニオンをご希望の方はご予約の上ご相談下さい。
※主治医に対する不満、あるいは医療事故に関する相談は受け付けておりません。