セレック治療(CEREC)

阿倍野区西田辺の歯医者 セレック治療

近未来の歯科治療

大阪市阿倍野区西田辺 えがしら歯科ではセレック治療(CEREC)を導入しました。

従来、歯科治療で「つめ物、かぶせもの」を作るときは、まず歯を削って、印象材という柔らかい粘土のような素材(ガムのようなもの)で型取りをし、そこに石膏を流して歯の模型を作り、それを歯科技工士が、その模型上で「つめ物、かぶせもの」を製作していました。

セレック治療(CEREC)とは、歯を削ったあと、特殊なカメラで口の中を撮影(コンピューター・スキャン)し、 撮影したデータが院内にあるミリングマシーンに送られ、セラミクスの「つめ物、かぶせもの」を作り出すことができるのです。

CAD/CAM と呼ばれる近未来の審美歯科システムです。

一番のメリットは、苦しい型取りをしなくても良い!ということです。

他にも、短期間でセラミック治療を終えることが可能となり、患者さんの通院負担を低減することができます。

(短期間治療には事前予約が必要です。)

院内にセレック・システムがあることによるメリットを具体的に紹介します。

大阪市阿倍野区西田辺の歯医者 セラミック治療2

セレック治療の4つのメリット

① スキャニング (デジタルの歯型取り)

歯型取りが楽になります。

これまでむし歯の治療で被せ物や詰め物を作ったことがある方は、歯の型をとるのに、粘土のようなものを一定時間噛むという方法を経験したことがあると思います。

長い間口を不安定な形で開けているのがつらかったり、催吐反射が起こってしまう方が多い方法です。

しかしこのセレック治療では、専用の口腔内スキャナを使用するため、短時間で正確なデータをとることが可能です。

また、写真撮影をするように、誰がスキャンしても同じようにデータがとれるので、術者によるブレが発生しないのも特徴です。

実際に使ってみても、非常に正確なデータが取れるようになったと感じています。

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② 品質が安定している!

天然歯に近い色で生産されたセラミックスのブロックを使用するため、本物の歯に近い自然で美しい仕上がりが期待できます。

数十種類のカラーから、他の歯の色に合わせたものを選びますので、自然な仕上がりが期待できます。
また、耐久性が高いのも特徴です。

阿倍野区西田辺の歯医者 セレック

③ 仕上がりが早い!

口腔内スキャナを使用してスキャンしたお口の中のデータをコンピュータに取り込み、そのデータを元に被せ物や詰め物の形を設計し、その場でセラミックスのブロックを削り出します。

型取りしたものを歯科技工所とやりとりする必要がないため、その時間が短縮できます。
場合によっては、当日に装着することが可能です。

通院回数が少なくてすむ、仮歯の期間が短くてすむというメリットがあります。

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④ セレック治療は長持ち!

セレックは高品質なセラミック・ブロックから削りだし、高温の炉の中で焼成して作成するため、とても高い耐久性を持っています。

15年後の残存率を調べた臨床研究によれば、通常の治療では約68%なのに対し、セレック治療は約93%と非常に高い結果を出しています。

阿倍野区西田辺の歯医者 セラミック
e.max(セラミック)の場合、高温の炉で焼くと結晶化して紫色が白く変わります

セレック治療と一般的な治療の違い(通常の歯科治療との差)

セレック治療と銀歯の違い

一番の違いは、「患者さんご自身の歯の色に近い被せ物や詰め物ができる」ことです。
会話や食事の際、銀歯を気にして口を大きく開けられないという方や、うまく笑えないという方にも安心してお使いいただけます。

人間の手により歯の型取りをし、被せ物や詰め物を制作する銀歯はわずかな隙間ができてしまうことがありますが、セレック治療は型取りから設計まですべてデジタルで対応しますので、その心配がありません。

そして、セレック治療には金属アレルギーや変色の心配がないのも大きな違いです。
また、金属に比べてプラーク(歯垢)がつきにくいのも特徴です。

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セレックと従来のセラミックスの違い

従来のセラミックス製の被せ物や詰め物は、一度溶かしたセラミックを型に合わせて成型するため、稀にセラミック結晶が均一ではないことがあり、強度が下がることがあります。

しかしセレック治療(CEREC)は、コンピュータで立てた設計をもとに、均一で安定した強度のセラミック・ブロックを削って作るため、割れにくく耐久性が高いという特徴があります。

ブロックの色は数種類ありますので、隣り合う歯や反対側の歯などとのバランスをみて、患者さん自身に最適な色の被せ物や詰め物を入れることが可能です。

阿倍野区西田辺の歯医者 セラミック

セレックで削り出し、高温の炉で焼成してセラミックを作ります。

金属での修復の問題点

保険診療で使用される歯科用金属、いわゆる「銀歯」は、金、パラジウム、銀、銅などを合成した金属でできています。

なるべく安くすませたいため、保険診療を選択する患者さんは多いのですが、この「銀歯」には気をつけなければいけない点があります。

それは、「お口の中で金属が溶け出してしまう危険性がある」ということです。

掌蹠膿疱症
阿倍野区西田辺の歯医者 金属アレルギー
舌の銀歯アレルギー

 

 

 

 

 

 

これは、銀歯は金属アレルギーを引き起こすの原因のひとつでもあります。

また、お口の中はつねに唾液で濡れているため、時間の経過とともに、「外側からは何の問題もないように見えても、実は内側は錆びていた」という患者さんを何人もみてきました。

金属に対するアレルギーは、掌蹠膿疱症のみならず全身の皮膚疾患や口腔粘膜におこる扁平苔癬(へんぺいたいせん)、味覚障害や口内炎にもかかわることがあります。

私の臨床経験でも口腔内の金属を除去したことによって掌蹠膿疱症などの皮膚疾患が改善したり、口内炎ができなくなったり、口腔扁平苔癬が治り口腔粘膜が正常化した症例が多くあります。

患者さん自身の全身の健康のためには、できるだけ、金属ではないセラミックス製の被せ物や詰め物がよいと考えています。

当院で出来るセラミック治療の種類

セレック治療は、下記のセラミックを作成することができます。

えがしら歯科は審美技工室を併設しており、ミリングマシーン(削りだす機械)の他にシンタリング・ハーネスという設備(1500℃以上も加熱してセラミックを焼成することができる炉)がありまので、短期間で高精度のものが作成することができます。

e.max(イーマックス)

e.maxは二ケイ酸リチウムを使用したガラスセラミックです。

天然歯のような美しい透明度を持ちながら、530MPaという高い強度を持った素材です。

また、高い強度がありながら、天然市に近い摩耗性を持っているため対合歯に優しい素材です。

衝撃には若干脆いという傾向があるため、 このように特に噛む力がかかる最後方の奥歯や歯ぎしり・喰いしばりの癖がある方、すでに歯の磨耗が進んでいるような方には、セラミックであればジルコニアをオススメしています。
※天然歯(エナメル質)の強度は約400MPa。

ジルコニア

白く、強度が高いセラミック。
以前では、この素材は白すぎて透明感がない、衝撃に強いが高強度(1200MPa)で硬すぎて対合歯を痛める可能性がある、というのがジルコニアの特徴でした。
近年、透明な色調のジルコニアを積層したマルチレイヤード構造(層状)により、衝撃く透明感や強度(700MPa)が改善されました。
当院では。このマルチレイヤーのジルコニアを採用しています。
※天然歯(エナメル質)の強度は約400MPa。

セレックブロック(CEREC Blocs)

セレックブロックは長石系セラミックやリューサイト強化型セラミックは、ガラス含有量が多く(50%~60%程度)審美性に優れているのが特徴です。
セラミックはガラス含有率が多い、もしくは入射光の屈折や反射を発生させるセラミック結晶成分が少ないほど、透光性が高くなります。
しかし一方で、強度は120MPa程度と低くなってしまい、衝撃にも弱く、奥歯など咬み合わせが強い場合には不向き場合があります。
※天然歯(エナメル質)の強度は約400MPa。

セレック治療(CEREC)のデメリット

保険の銀歯などの金属には、使えないという欠点があります。
銀歯の治療には石膏模型が必要なため、従来通りの型取りが必須になります。

セレック治療(CEREC)では、前歯の微妙な色の調整や質感を出すことが難しいため、歯の色が厳密に求められる前歯には、歯科技工士によるセラミックを盛りたしたりする作業が必要で、短期間での治療が難しい場合があります。

大阪市阿倍野区西田辺の歯医者 歯科技工士

保険適用のCAD/CAM冠について

保険治療でCAD/CAM冠(ハイブリッド・レンジ冠)という白いものも条件次第でできるようになってきていますが、厚生労働省の決めたルールで、通常どうりに型取りをして石膏の模型を作り、その石膏模型をスキャンして作らなければいけないという規則が課せられています。

無論、精度も悪くなります。

また保険適用のCAD/CAM冠(ハイブリッド・レンジ冠)に使われる材料の強度は約200MPa。

一応は硬さを備えていますが、天然歯(エナメル質)の強度約400MPaやセラミック、従前の金属製クラウンには及びません。

そのため、欠けたり、割れたりする恐れがあります。

保険適用のCAD/CAM冠のレジン(プラスチック)とセラミック粒子の混ざった素材でできています。

もう一点の問題点はものがレジン(プラスチック)とセラミック粒子が混ざっていることが問題なのです。

レジン(プラスチック)の硬さは約30MPaです。

セラミック粒子が混ざることにより、強度は約200MPaに上昇します。

毎回の食事で、天然の歯(強度400MPa)と噛み合うことにより、CAD/CAM冠(ハイブリッド・レンジ冠)摩耗していくのです。

特に混ざり合った30MPa程度の硬さのレジンが特に摩耗し、そして残るのはそこに混在するセラミックの粒子です。

つまり、摩耗することでCAD/CAM冠表面がざらざらになり細菌や汚れが付着し易くなる、ということです。

またレジンは吸水性があるため、表面に細菌が増殖しやすいという点も問題だと当院は考えています。

「虫歯の再発や歯周病になりやすい」ということなのです。

よって当院では、保険のCAD/CAM冠は推奨しておりません。

セレック治療のQ&A

Q:どんな治療でもセレックで対応できますか?

A:ほとんどのむし歯治療に対応していますが、セレック治療(CEREC)での治療が最良ではない場合もあります。
患者さんのお口の状態を拝見して、コンポジットレジンなど、他の治療法をご提案させていただくことがございます。

Q:短期間で治療が終わるってほんとうですか?

A:作業時間の確保が必要なため、事前に治療計画を立てたうえでの治療になります。通常、当日での短期治療はできません。事前にお申し出ください。

Q:何年くらいもちますか?

A:銀歯や従来のセラミックスに比べると、長もちします。
より長くもたせるためには、毎日のブラッシングやケアは大切です。

Q:とくに痛みや不具合はないのですが、いまある銀歯を外してセレックでの被せ物に変えることはできますか?

A:はい、基本的には可能です。
ただし、ブリッジがある場合など、セレックで対応できないこともありますので、まずは一度ご来院いただき、お口の中を拝見させていただいてから治療計画を立てたいと思います。