インプラント研修報告
インプラントの研修会に行って参りました。
阿倍野区の西田辺にある西田辺えがしら歯科の院長 江頭です。
私は日本口腔インプラント学会の専修医です。
専修医は日本口腔インプラント学会の規定により、所属する研修施設で毎年一定の日数を研修することが定められております。
私は大阪にある大阪口腔インプラント研究会に所属し、毎年、既定の日数を、この施設で研修を行っています。
今回は「臨床医が知っておくべきインプラント治療の隠されたリスク」
演者:九州歯科大学付属病院口腔インプラント科 教授 細川隆司
日時:2024年(令和6年)5月26日(日) 場所:大阪国際会議場12階特別会議室
研修内容の要約
現在、多くの歯科インプラント会社がインプラント治療システムを開発されています。
それぞれ会社に特徴があり、特に代表的な会社のノーベルバイオケア系とストローマン系には根本的な違いがあります。
この違いを理解していないとインプラント治療においてトラブルが生じる可能性があります。
インプラントの治療計画やインプラント上部冠(インプラントの上部の人工歯)の設計はシステムに応じて重要であり、新しいインプラントシステムにはリスクも伴います。
歯科インプラントは長期間機能します。しかし、加齢とともにインプラント周囲炎のリスクが増し、インプラントの再治療の必要性や可能性も出てきます。
インプラントの撤去と再埋入についても歯科医師は撤去技術も備えているべきで、また、デジタルヘルスやデジタル医薬 (DTx)の動向とAIの応用についても解説がありました。
最後に、インプラント治療戦略とリスクマネージメント、超高齢社会における歯科補綴治療のあり方についても述べられていました。
インプラント治療のリスクについて理解を深めることができ、より安全な治療を受けるため講演会でした。
阿倍野区の西田辺にある西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行