痛くない虫歯治療は可能？痛みが生じる原因や痛みを抑えるポイント解説
痛くない虫歯治療は可能？痛みが生じる原因や痛みを抑えるポイント解説について、阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科の歯の豆知識ページです。
虫歯ができた時にまず心配になるのが治療に伴う痛みですね。
過去に虫歯治療で痛い思いをした経験がある方は、歯医者が怖くなっていることでしょう。
初めて虫歯治療を受ける方は、「何となく痛そう」というイメージだけが先行して、歯科の受診をためらっているかもしれません。
いずれにしても虫歯を放置することは患者さんにとってデメリットしかないため、できるだけ早く歯科を受診した方が良いです。
そこで今回は、歯科治療で痛みが原因や痛みを抑えるポイントなどを阿倍野区の歯医者、西田辺えがしら歯科がわかりやすく解説します。
痛くない虫歯治療に関心のある方は参考にしてみてください。
目次
痛くない虫歯治療は可能？
はじめに、痛くない虫歯治療について結論から伝えておきます。
虫歯治療に伴う痛みを完全になくすことはできませんが、痛みを少なくすることは可能です。
それは適切な手順で麻酔処置を施したり、歯を削る際に工夫したりすることで実現できます。
ただ、そうした手間や時間をかけるかどうかは、歯科医師によって大きく異なります。
さらにいうと、痛みを少なくする方法やコツを実践できない歯科医師もいるため、虫歯に伴う痛みの程度は、受診した歯科医院によって大きく異なると言わざるを得ないでしょう。
そういう意味では、痛くない虫歯治療を心がけている、あるいは追及している歯科医院を優先的に選ぶことが重要といえます。
虫歯治療の痛みが生じる原因
虫歯治療で痛みが生じる主な原因は、麻酔処置に伴う刺激です。局所麻酔を施す際には、歯茎に注射針を指します。
その後、時間をかけて薬液を投与していく過程でも歯茎やその周りに大きな圧力が加わることから、やや強い痛みが生じるのです。麻酔がしっかり効いていれば、虫歯を削る時に強い痛みが生じることはほとんどありません。
ただし、歯科医師の削り方が悪かったり、患者さんが刺激に敏感であったりすると、必要以上に強い痛みを感じるかもしれません。
虫歯治療の痛みを抑えるポイント
痛みの少ない虫歯治療を実現するためには、まず麻酔処置において以下のポイントに配慮する必要があります。
【ポイント1】表面麻酔の活用
通常の局所麻酔を行う前に、表面麻酔を実施することで、注射針を刺す時の痛みを軽減できます。表面麻酔はジェル状の薬剤を歯茎に塗るだけなので、痛みを伴いません。
【ポイント2】麻酔液を体温付近まで温める
普段は冷温保存している麻酔液を使用直前に体温付近まで温めれば、歯茎に投与した時の刺激を最小限に抑えられます。
【ポイント3】細い注射針を採用
注射の針は細ければ細いほど、刺入時の痛みを軽くできます。そのため痛くない虫歯治療に取り組んでいる歯科医院は、極細の注射針を採用しています。
【ポイント4】電動麻酔器を使用
麻酔液を急速に投与したり、投与する速度にムラがあったりすると、歯茎を圧迫しやすくなります。コンピューター制御の電動麻酔器なら、麻酔液を投与する速度を一定に保てます。
◎その他のポイント
痛くない虫歯治療を実現するためには、その他にもいくかポイントがあります。それらは歯科医師の技術や経験、歯科医院の設備にも関係していることなので、詳細については次回のコラム「痛くない歯医者とは？」で解説します。
まとめ
今回は、痛くない虫歯治療について、阿倍野区の歯医者、西田辺えがしら歯科が解説しました。
虫歯治療で痛みが生じる主な原因は麻酔処置にあるため、その点にさまざまな工夫や配慮をしている歯科医院なら、安心して診療を受けられるでしょう。
ただし、虫歯治療に伴う痛みや不快症状をゼロにすることはできませんので、その点はご注意ください。
とはいえ、近年の虫歯治療は“痛くて我慢ができない”という辛い経験になることはまずありませんので、虫歯を自覚したらすぐに歯科を受診してください。
阿倍野区の西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行
