当院では、インプラント治療だけでなく、虫歯治療や抜歯など、さまざまな歯科治療で「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」を行っています。
これは、治療中の不安や恐怖、痛みを和らげ、リラックスした状態で治療を受けていただくための方法です。
静脈内鎮静法とは?
静脈内鎮静法は、点滴で鎮静剤を体に入れることで、半分眠っているような、うとうとしたリラックスした状態を作り出します。
意識は完全にはなくならず、呼びかけには反応できるので、全身麻酔とは異なります。鎮静剤の作用で治療中の出来事をあまり覚えていない方が多いのも特徴です。
保険適用について(必ずご確認ください)
静脈内鎮静法は健康保険の対象外で行っています。自由診療となり、治療費は全額自己負担となります。保険診療との併用もできませんので、ご理解のうえご相談ください。
静脈内鎮静法が使える治療例
- インプラント手術
- 親知らずなどの抜歯
- 虫歯治療
- 歯周病治療
- 嘔吐反射が強い方や、治療に強い不安を感じる方にも対応しています
メリット
- 治療中の不安や恐怖、ストレスを大きく減らし、リラックスして治療を受けられる(歯科治療恐怖症の方)
- 痛みや音が気になりにくい
- 嘔吐反射が強いかた(すぐにえずいてしまう方)
- 治療中の記憶がほとんど残らないことが多い
- 持病がある方でも血圧や脈拍が安定しやすい
- 全身麻酔と違い、治療後はそのままご帰宅いただけます
デメリット・注意点
- 健康保険が使えず、費用が高くなります(当院では1回57,750円(税込)です
- 治療後は薬の影響でふらつきや眠気が残ることがあり、2時間ほど安静が必要です。ご自身での車の運転はできませんので、徒歩もしくは送迎をお願いします
- アレルギーや持病、服用中のお薬によっては使用できない場合があります。事前にしっかりご相談ください
- 妊娠中や授乳中、小児には適応できません
- 点滴を取る必要があり、治療時間が長くなる場合もあります
安心の体制で対応します
当院では、静脈内鎮静法は麻酔科認定医が立ち会い、血圧や脈拍、呼吸、酸素の状態をしっかり管理しながら行いますので、安全性を高く保っています。
歯科治療に不安や恐怖を感じる方、痛みや嘔吐反射が心配な方も、どうぞお気軽にご相談ください。
患者さん一人ひとりに合わせて、安全・安心な治療を心がけております。