歯磨きと歯磨剤について

歯磨きは毎日するものです。歯磨き粉(歯磨剤)を使っても、汚れがついていたら歯磨きの効果は半減してしまいます。
何もつけずにブラッシングした後で、歯磨剤をつけて仕上げ磨きをするのが理想です。

・歯磨剤の作用

1、歯面研磨、清掃作用を期待する機械的作用
2、吸着、発砲、溶解、分離、中和など化学的作用
3、殺菌、抗菌などの生物的作用
があります。

1について
主に、リン酸カルシウムや水酸化アルミニウムにより歯面を研磨、清掃
歯面についた汚れを不溶性物質により機械的に除去する作用。

2について
歯 磨剤に入っている発砲物質により吸着し、発砲、中和する。
汚れた歯面を科学的に清掃する。

3について
口腔内の細菌の発育を抑制したり、殺菌することで虫歯や歯周病を予防します。

歯磨剤を使い歯磨きをすることで、これらの作用が発揮され口の中を清潔にする効果があります。
初めに書いた二度磨きをお勧めします。

初めから歯磨き粉(歯磨剤)をつけてしまうと、十分ブラッシングを行っていないうちに、発砲作用により口の中が泡でいっぱいになってしまいます。ミントなどが入っているので、口をすすぐと清涼感が広がり、磨いた気になってしまうのです。
せっかく歯磨剤を使用しても、汚れが落ちないまま歯磨きを終 えてしまっては意味がありません。

そこで。まず歯磨剤をつけずに歯ブラシを使って隅から隅まで十分に磨きましょう。
磨き残しの無い様に磨いたら、その後歯磨剤をつけてもう一度磨きます。全体をまんべんなく磨いたら終了です。

このように磨けば、プラークも除去でき、コーヒーなど色の付きやすいステインの付着を防止することができるので、虫歯や歯周病予防にも役に立つでしょう。


jk

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阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行