ガムを噛めば歯磨きはしなくていいの?
キシリトールガムやポスカム、リカルデントなど、虫歯に良いと聞くけど、噛めば歯磨きはしなくていいの?
予防法としては、歯磨き、歯間ブラシ、フロス、洗口などがあげられます。
ガムのその一つになりえるのでしょうか?
はたして、ガムを噛むことによって、歯磨き効果はどの程度あるのでしょうか?
日本人の男女35歳以上の約8割は歯周病に罹っているといわれています。
歯周病というのは、歯周ポケット内の細菌によって起こる感染症です。
歯や周りの歯肉に付着した歯垢(プラーク)が原因であり、それを取り除くことが、歯周病の治療であり、予防となります
現在、最も効果的にそして容易に除去する方法は歯ブラシによるブラッシングとなります。
しかし、毎食後に毎回ブラッシングをすることは難しい場合があります。
外出先の食事、仕事など多忙な時などです。
そんな時に補助的な洗口液とガムなどによる咀嚼とブラッシングを比較してみました。
その結果、洗口液のみ使用とガムの咀嚼のみを比較したところ、ガムの咀嚼のみを行ったほうが、歯垢(プラーク)の除去率が高いという結果となりました。
歯ブラシのみと、歯ブラシ+ガムとの比較は、ガムを併用したほうが、歯ブラシでは除去しずらい舌側や臼歯部において高い除去率を示す結果となりました。
ブラッシング前にガムを噛むと、その後の歯ブラシ使用によって歯垢(プラーク)除去が容易になるのではないでしょうか。
そして、歯磨きができないときにも、ガムを噛むだけで50%程度プラーク除去ができるというところも利点です。
注意 なのですが、逆に言えば50%も磨き残しがあるということです。
歯科医師や歯科衛生士的には10~20%の歯垢(プラーク)除去を目指してもらいたいところです。あくまで、ブラッシングできない時の話です。
キシリトールガムに含まれる甘味は、唾液分泌を促進させるだけでなく虫歯の原因となる酸を細菌に作らせません。
さらに、プラーク中のカルシウムレベルを上げて再石灰化を促進させ歯を硬くする働きがあります。
しかし、いくらガムが虫歯予防や口臭予防に効果があるとはいえ、食べ過ぎや選び方などを間違うとデメリットになる可能性も潜んでいます
ガムに含まれるキシリトールは消化されにくいので、食べ過ぎると「下痢」になる恐れがあります。また、過剰に噛み続けると頭痛の症状がでたり、摩擦で歯に負担を与えたりする場合もあるので注意しましょう。
片方ばかりで噛むと顔がゆがむ可能性もあります。
よって、容量を決め、食べ過ぎず、あくまで歯磨きの補助としてガムを活用していきましょう。
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阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行
大阪市 阿倍野区 西田辺 医療法人優伸会 えがしら歯科 西田辺インプラント
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