歯医者のレントゲンでわかること
歯医者のレントゲンでわかること。
こんにちは、阿倍野区の西田辺えがしら歯科です。
歯科では、治療を始める前や治療が終わった後など、いろいろな場面でレントゲン撮影を行います。
これまでに虫歯や歯周病の治療を受けたことがある方なら、パノラマ撮影とデンタル撮影の両方を経験されていることでしょう。
今回は、そんな歯医者のレントゲンの種類と、それぞれの方法で何がわかるのかについて、阿倍野区の西田辺えがしら歯科が詳しく解説をします。
目次
お口全体を撮影する「パノラマ」
パノラマ撮影は、スマートフォンにも搭載されている機能のひとつなので、一般の方もどのような画像が得られるのかはイメージしやすいかと思います。
日本語では「全景」と訳せるパノラマは、お口全体のレントゲン撮影で行われます。
おそらく、多くの人が想像する歯医者のレントゲンは、このパノラマでしょう。
パノラマ撮影でわかること
歯医者のパノラマ撮影では、次のことがわかります。
歯の総数
乳歯は全部で20本、永久歯は親知らずを入れると全部で32本生えてきます。
上下の歯列全体が写るパノラマ撮影を行うと、そうした歯の本数を確認することができます。
同時に、歯の本数が多い「過剰歯」や歯の本数が少ない「欠損歯」の有無も調べられます。
乳歯から永久歯への生え変わりの状況
乳歯と永久歯が混在する混合歯列期は、外から見た状態もかなり複雑ですが、顎の骨の中はさらに混雑しています。
乳歯が生えている位置や永久歯が埋まっている位置によっては、これから大きなトラブルが起こるかもしれません。
適切な時期にパノラマ撮影を行っていれば、そうしたトラブルを未然に防ぐことも可能です。
上下の顎骨の構造や異常
パノラマ撮影によって得られる画像には、上下の歯列だけではなく、上下顎の骨まで含まれます。
顎骨に病的な吸収や腫瘍、嚢胞などがあった場合は、パノラマ撮影で発見することが可能です。
顎関節や上顎洞の異常も検出可能です。
ただし、パノラマ撮影はあくまで正面から見た平面的な画像しか得られないため、さまざまな病気の精密検査に使うことは難しいです。
特定の歯とその周りを撮影する「デンタル」
デンタルは、特定の歯に焦点を当てて撮影する方法です。虫歯や歯周病などが疑われる歯とその周囲を2次元的な画像で描出します。細かい部分の異常を見つける際に実施します。
デンタル撮影でわかること
歯医者のデンタル撮影では、次のことがわかります。
歯根やその周りの状態
デンタル撮影は、口腔内からは見ることができない歯根とその周りの状態を確認する上で有用です。
具体的には、根管の数や形、歯根の彎曲具合、根尖性歯周炎や膿瘍の有無などを調べる際に撮影します。
インプラントの状態もデンタル撮影で確認可能です。
咬合面や隣接面の虫歯の有無
歯の噛む部分である咬合面(こうごうめん)や隣の歯と接している隣接面の虫歯は、デンタル撮影でなければ正確に検出できないことがあります。
歯の詰め物や被せ物の適合状態を確認する上でも、デンタル撮影は有用です。
まとめ
今回は、歯医者のレントゲンでわかることについて、阿倍野区の西田辺えがしら歯科が解説しました。
歯医者のレントゲンは「パノラマ撮影」と「デンタル撮影」の2つに分けられます。それぞれに異なる特性があり、必要に応じて使い分ける必要があります。
そんな歯医者のレントゲンについてもっと詳しく知りたいという方は、いつでもお気軽に阿倍野区にある西田辺えがしら歯科までご相談ください。
歯科のレントゲンの重要性などについてもわかりやすくお話します。
阿倍野区 西田辺えがしら歯科 院長
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行