阿倍野区 歯の治療中の食事 西田辺えがしら歯科 歯医者 

歯の治療中の食事について

阿倍野区 歯の治療中の食事 西田辺えがしら歯科 歯医者 

歯の治療中の食事について解説、阿倍野区西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科の歯の豆知識ページです。

歯の治療は数週間、場合によっては数ヵ月に及ぶことがあります。

その間は、仮蓋や仮歯を装着して過ごすことになりますが、普段通りに食事をして良いものなのか、不安に感じている方も多いようです。

そこで今回は、歯の治療中の食事について、阿倍野区の歯医者、西田辺えがしら歯科がわかりやすく解説をします。

仮蓋・仮歯が入っている時の食事

虫歯治療や根管治療、被せ物治療では、仮蓋や仮歯を装着する期間があります。

最終的な修復物・補綴物を装着するまでの仮の装置であるため、安定性や耐久性は比較的低いです。
それでも根管や残存歯質を守る上では極めて重要な役割を果たすことから、正常な状態を維持する必要があり、仮蓋・仮歯が外れる、もしくは破損するような食事は避けなければなりません。

ですから、仮蓋や仮歯が入っている時は、極端に硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は口にしない方が良いです。具体的には、以下の食品を避けましょう。

・おせんべい
・フランスパン
・キャラメル
・ガム

上記はあくまで一例なので、その他にも仮蓋・仮歯の脱落や破損を招く食品はとらないようにしてください。

仮歯の役割についてはコチラ

阿倍野区 歯医者 西田辺えがしら歯科 仮歯 役割

抜歯をした後の食事

虫歯や歯周病が重症化したケースや矯正治療で不足しているスペースを作らなければならないケースなどでは抜歯が必要となります。

抜歯をした後は、それぞれのケースに応じた処置が施されますが、一定期間は傷口がむき出しの状態となるため、食事に配慮が必要です。

とくに抜歯直後は細菌感染や出血などのリスクが高いことから、ほとんど噛まずに飲み込める食品を積極的に選ぶことが大切です。

抜歯後の食事については、以下のポイントを考慮しながら徐々に通常の食事に戻していくことが重要です:

抜歯直後〜当日

  • 麻酔が切れるまで(約2〜3時間)は食事を控えましょう。
  • 麻酔が切れた後は、以下のような柔らかい食べ物がおすすめです。
    • おかゆや雑炊
    • 柔らかい麺類
    • 具の小さめのスープ
    • ゼリー状栄養飲料
    • ヨーグルト
    • すりおろしリンゴ

これらの食べ物は、傷口を刺激せず、血餅(けっぺい)の形成を妨げにくいため適しています。

血餅(けっぺい)とは

血餅とは、抜歯後の傷口にできる赤黒い血液のかたまりのことです。抜歯直後に出血により形成され、傷口を保護する「かさぶた」のような役割を果たします。

血餅の役割は傷口からの出血を止める役割があります。また傷の治りを助け、新しい組織の形成を促進します。

そして、抜歯により露出した歯槽骨を外部刺激から守り、外部からの細菌の侵入を防ぎ、感染リスクを低減させます。

阿倍野区 歯医者 西田辺えがしら歯科 抜歯 

抜歯後~数日間

  • 抜歯部位の反対側で噛むようにしましょう。
  • 極端に硬いもの、辛いもの、香辛料の多いものは避けましょう。
  • 腫れによって口が開きにくい場合は、以下のような食事がおすすめです。
    • リゾット
    • 蒸しパン
    • お野菜の煮物
    • 豆腐のグラタン
    • 半熟たまご
    • カレー

これらのポイントを押さえることで、口の開きが制限されていても食べやすくなります。

注意点

  • 抜歯直後は固いものや粘着性のある食べ物を避け、血餅の形成を妨げないようにしましょう。
  • 腫れのピークは抜歯後24〜48時間なので、2日目の方が食べづらくなる可能性があります。
  • 個人差はありますが、通常1週間〜2週間程度で徐々に通常の食事に戻れるようになります。

抜歯後の食事は、傷の回復を促進し、合併症のリスクを減らすために重要です。これらのガイドラインに従いながら、徐々に通常の食事に戻していくことをおすすめします。

抜歯後2~3日程度は、スープやお粥などをメインに食事をとると良いでしょう。

その後はやわらかく煮込んだ野菜やうどん、卵料理など、少し噛めば飲み込めるような料理へと徐々に移行していきましょう。

抜歯をした穴が塞がって、口腔内の環境が落ち着いたら、普段の食事に戻しても問題ありません。

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調整中の入れ歯を使っている時の食事

新しく作った入れ歯は、少しずつ調整を加えながら適合性を高めていきます。作ったその日からぴったりフィットする入れ歯というのは、なかなか作ることができません。

その点も踏まえた上で、入れ歯の新製後、あるいは調整中の食事にも気を配ってください。

これまで歯がなかった部分に入れ歯が入ることで、咀嚼能率が大きく向上することは間違いありませんが、天然歯のような感覚で、硬い食べ物や弾力性の高い食べ物をしっかり噛むと、歯茎を傷めたり、装置を破損したりする可能性も十分にあることを知っておいてください。

ですから、入れ歯の調整中は、食事の内容も噛みやすいものから噛み応えのあるものへと調整していく必要があります。

まずは、お粥やスープなど、あまり噛まずに飲み込めるものから始めて、入れ歯や口腔内の状態を観察していきましょう。
入れ歯の調整が完了した後は、適度に硬いものや弾力性のあるものも積極的に食べることで、噛む力や顎の骨の衰えを防止できます。

まとめ

今回は、歯の治療中の食事について、阿倍野区の歯医者、西田辺えがしら歯科が解説しました。
虫歯治療や根管治療中の仮蓋・仮歯の状態は、とても不安定なので、食事には十分な注意が必要です。食事によって仮蓋や仮歯が外れた場合は、速やかに主治医へ相談しましょう。

抜歯後は、傷口が落ち着くまでは食事に気を遣うことが大切です。入れ歯の調整中は、食事内容の調整も細かく行うのが望ましいで、主治医と相談しながら食べるものを決めていくと良いでしょう。

阿倍野区の西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行

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