「本当に大丈夫なの?」
「メリット ・デメリット デメリット は?」
インプラントは従来のなどの治療に比べると、新しい治療法のため、不安の声も多く聞かれます。
インプラントとは、失った歯の部分に「インプラント」という金属のネジ状の器具を埋め、顎の骨と結合させて、上から人工歯を固定させる治療法です。
インプラント素材は、体にとって無刺激でなじみやすいチタン製の金属です。
利点(メリット)は、健康な歯を削ることなく、失った歯の歯茎の骨にしっかりネジ状の金属が癒着ていることで、強い力で噛むことが できるようになります。
第二の永久歯とも呼ばれています。
見た目も自然で、自分の歯と同じように噛めるので、「食事がしっかり噛めて、おいしくなった!」「自然に笑えるようになった」 と、今まで入れ歯で不自由な思いをしてきた方に喜ばれます。
通院期間は、約3か月
費用は、約40万円
メリットは、他の歯を傷つけず治療ができること。よく噛めること。
デメリット(欠点)は、外科処置になること。
これまで、歯を失ってしまった場合に歯を新しく入れる方法としては「入れ歯」もしくは「ブリッジ」にする治療法しかありませんでした。
「入れ歯」も「ブリッジ」も健康保険が適用となり、インプラントが開発される以前までは主流な治療法でした。
しかし、これらは最善な治療は言えませんでした。
なぜなら「入れ歯」も「ブリッジ」も、周辺の歯に負担をかけることで、失ってしまった歯を支えていたからです。
また、ブリッジなどして削って治療し人工物が入った歯は.人工物の耐久性により再治療が避けられません。
このため、やり替えるたびに多少、削ることになります。そして、再治療の頻度により、歯の失われていきます。
そして、やがて年数が経つにつれて、頑張って支え続けてくれた歯が、その負担に耐え切れなくなり、破折してしまったり、抜けてしまうことになるのです。
入れ歯を入れたい!総入れ歯でも構わないと思ってる人は一人もいないと思います。
しかし、周辺の歯に負担をかけるブリッジや入れ歯の治療を続けていくことで、どんどん歯が抜けて行き、知らないうちに総義歯になってしまっている方も実は多いのです。
俗にいう「負のスパイラル」に入っていくわけです。
この「負のスパイラル」を起こさない・止める最善の治療がインプラントなのです。
インプラントのメリット
- 天然の歯のように顎の骨に固定するので動かず、違和感無く噛むことができます。
- 噛む力が天然の歯に近い位回復するので、硬いものを噛んでも問題ありません。
- 生体になじみやすく無害なチタン素材を使用するので、体への負担がありません。
- 健康な歯を削る必要がありません。
- 見た目も天然な歯との見分けにくくなります。
- 歯が抜けてしまった部分の歯茎や骨が痩せにくくなります。
- 医療費控除の申請が出来ます。
インプラントのデメリット
- 定期的にインプラント周囲をクリーニングすることが必要です。
(虫歯になることはありませんが、細菌の感染には弱く、天然の歯よりも丁寧に手入れをする必要があります。) - インプラントには簡単な手術が必要です。
- 全身的な病気があると治療できない場合があります。例えば、重度の糖尿病や肝臓、心臓などの疾患。
- 自由診療(保険がきかない)です。(税金の医療費控除が受けられます。)
審美性・長期信頼性・装着感から、インプラントが優位な点が多いことがあります。
しかし、インプラントは歯を甦らせる「魔法の治療法」ではありません。
失った歯を、今ある健康な歯と同じように再現できるのがインプラント治療ですが、人工の歯であるということ、長持ちさせるにはクリーニングなど、日頃のお手入れが欠かせません。
インプラントをお勧めしたい方
以上をご理解いただいた上で、インプラントによる治療をお勧めしたいのは次のような方です。
- 入れ歯が動くため、発音・発声がおかしくなり、しゃべりにくくなった人
- 営業職・調理師・タレントなど職業的に入れ歯では困る人
- 入れ歯を入れることが精神的に負担になっている人
- 事故などで歯が折れたり、抜けてしまったりした人
- 取り外しの入れ歯がおっくうで、固定式の歯にしたい人
- 入れ歯が合わない(痛い)、うまく噛めない、見た目が悪いと感じている人
- 抜いた歯以外の歯をできるだけ健康に保ちたい人