当院の新型コロナ対策について


コロナ対策 待合室

新型コロナウィルスの感染が広がった2020年春頃、歯科医院での感染リスクについて、様々なメディアで論じられ、歯科の受診に不安を覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

コロナウィルスに関して未知な部分がまだ多い今、もっともなことかと思います。

私たちは、患者のみなさんが頑張って口腔内の状態を良くしようと、これまでせっかく頑張ってこられたのに、このコロナウィルスへの心配から、足が遠のいてしまうことを心配しています。

みなさんの口腔内の状況が悪化し、免疫力が低下したり、全身疾患にかかりやすくなったりしてしまう可能性があるからです。

これからの季節、コロナウィルスに加えて、インフルエンザも心配です。
インフルエンザの予防に、口腔内を清潔に保つことが有効だと証明されています。

そこで、えがしら歯科を信頼して通っていただいている方々には、安心して来院を続けていただき、全身の健康も維持していただくために、改めてコロナ感染対策についてお伝えします。

コロナ対策 歯科医院

歯科医院の感染対策

新型コロナウィルスの感染が拡大し、各業界で消毒・滅菌、マスクの着用などが始まりました。

ただ、私たち歯科医院を始めとする歯科医院では、細菌やウイルスなどの感染対策はずっと以前から行ってきた、当たり前のことになっています。

例えば、B型肝炎やC型肝炎などウイルスがそうです。

つまり「コロナだから」という理由ではなく、えがしら歯科では開院当初から、細菌やウイルス感染対策に最も気を配り対応しているのです。

歯科医院では、患者さんの口腔内で使用する器具は、すべて滅菌・消毒をしており、使い回しはありません。
内部で菌が繁殖しやすいと言われているタービン(歯を削る器械)も、百万円以上する専用の滅菌器を使用しています。そして滅菌パックに入れて保管し、使用直前に開封しています。

紙コップやエプロン、グローブ、ヘッドレストカバーは、患者さんごとに新しいものに交換しています。
診療台やテーブルも、治療が終わるたびに消毒液を使って拭いています。

他の業界も消毒等は徹底されていると思いますが、歯科医院で使用する器具は、レストランで使用しているナイフやフォーク、お皿よりも清潔だという自負があります。


コロナ対策 歯科治療台の消毒

えがしら歯科の具体的な対策や取り組み

えがしら歯科には、滅菌技能士(看護師)の資格を持ったスタッフがおり、消毒・滅菌の工程を確認しています。消毒・滅菌は、適切に行うことが重要です。

感染を恐れて、必要以上に消毒や滅菌を行ってしまうと、器具の寿命が短くなり、再購入のためにコストがかかり、不必要に診療代金に上乗せすることになっていまいます。

滅菌技能士は、その点も含めて、消毒・滅菌業務をプロデュースしています。

また、上記のような消毒・滅菌には、診療以外に時間を費やすことになります。
診療スタッフも携わりますが、診療スタッフが診療に集中できるように、滅菌業務の大半は、クリーンスタッフと呼んでいる清掃・滅菌専属のスタッフが担っています。

待合室・診療室、トイレの清掃・消毒なども、クリーンスタッフが随時行っています。
こういった作業には、消毒・滅菌のコストだけでなく、大きな人件費もかかるのです。

しかし、えがしら歯科では、来院されるみなさんが安心して受診いただけるために、必要な費用だと考えて実施しています。

その他、患者さんへの検温や手指の消毒はもちろんのこと、診療中にマスクを入れておく袋の配布、カウンセリングルームや受付のパーテーションの設置、勝手口・窓の開放による定期的な換気、1日3回ドアノブなどの消毒など、患者さん・スタッフがお互いに安心して過ごせる対策をとっております。


コロナ対策 歯科医師 歯科衛生士

スタッフへの感染対策

感染拡大の当初、歯科を受診することが感染のリスクを高めると心配される声がありました。
しかし、治療を受ける患者さんは、他人の唾液を浴びるリスクはありません。

感染のリスクが高いのは患者さんではなく、常に患者さんの唾液や削ったものの飛沫を浴びている歯科従事者です。

そのため、えがしら歯科では、ゴーグルやフェイスガード、マスク・キャップの使用を義務付けています。
緊急事態宣言中は、診療スタッフはオペ用のガウンを着用し、感染予防に備えました。

また、スタッフ間の感染を防ぐため、これまで、昼休憩は、みんなでおしゃべりをしながら楽しく食べていましたが、現在は3カ所に分かれて食事をし、スタッフルームのテーブルにはパーテーションを設置しました。
更衣室利用時はマスク着用、歯磨きの際はソーシャルディスタンスを守る、といった対策も行っています。

毎朝の検温を行い、平熱+1℃以上のスタッフには、出勤の自粛をお願いしています。

ちなみに、私たちの知る限り、歯科従事者から患者さんへの感染や、歯科医院にて患者さんが感染した、という例は1例もありません。

それは、えがしら歯科をはじめとする歯科医院が、常日頃から滅菌・消毒に注力し、コロナウィルス感染が拡大した後も、患者さんとスタッフを守るための対策を怠らなかったからだと信じています。

緊急事態宣言中は、休業していたスタッフもいましたが、不要不急の外出自粛を伝え、スタッフはみな自宅での自己研鑽、オンラインでの研修、勉強会に励んでおりました。

GWや夏期休暇中には、密を避けた行動や最大限の感染予防対策をとるよう要請し、医療従事者としての責任を自覚してもらうことを徹底しました。


コロナ対策のためカウンセリングルームを換気

緊急事態宣言後の診療

緊急事態宣言中は、感染リスクの高い方に治療を延期いただいたり、密を避けるためにアポイントを調整したりしておりました。
現在は、感染対策を徹底しつつ、以前のように患者さんに受診いただける体制になっております。

幸い、多くの患者さまから、「感染予防対策をしっかりされているから、安心して来れます」「家族から、高齢だから人ごみには行くなと言われているから、外出するのは歯医者くらい。ここに来るのが楽しみ」などのお言葉をいただいております。
えがしら歯科の対策をご理解いただき、大変うれしく思っております。

みなさんが、お口の悩みから解放され、笑顔で帰られることが、私たちの願いでもあります。
これからも、何かとご不便をおかけするかと思いますが、あらゆる感染対策に取り組んで参りますので、引き続きのご来院をお待ちしております。


コロナ対策 口腔外バキューム

コロナウィルス感染拡大以後の対策

・院内に消毒用アルコールの設置
・待合室における雑誌、新聞等の撤去
・待合室・診療室内の全面換気
・院内外のドアノブや自動ドア、受付カウンター、トイレノブ等を手指が触れる箇所の消毒
・プラズマクラスターの設置
・口腔外バキュームの使用
・患者様の治療前のリステリンによる洗口

(下記は以前より行っています)
・「滅菌シート」に入れ、高圧蒸気を使った「オートクレーブ」で滅菌処理
・タービン・ハンドピース(歯を削る機器)は、毎回、専用の滅菌機DAC Universalで洗浄・滅菌
・患者さん毎にチェア、チェア周り、治療中に触れる部分の消毒
・使い捨てグローブ、コップ、ヘッドレストカバー、エプロンの使用
・日本歯科医師会、口腔外科学会等の最新の指針や情報に基づいた対策を当院では積極的に行っております。


コロナ対策 消毒液 検温

みなさまへのお願い

以下のような事項に該当する方は治療及びメインテナンス予約の延期及び予約の延期を検討させて頂く場合がございます。ご了承下さい。

① 37.0℃以上の発熱や咳症状及び倦怠感のある方
② 現在同居する方に発熱や咳などの症状がある、自宅隔離を要請されている方
③ 身内や勤務先などでコロナウイルス陽性患者が出ておられる方
④ 過去14日以内に海外渡航歴のある方
⑤ 過去14日以内に海外から帰国された方との濃厚接触歴がある方
⑥ 過去14日以内に感染者急増している都道府県へ出かけたことがある方
⑦ 過去14日以内に50人以上が屋内で集まる集会やイベントに参加された方
※加えて過去14日以内より嗅覚、味覚異常が出てきた方につきましても感染初期症状の可能性がございます。
来院前にご連絡頂けますと幸いです。

阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行


コロナ対策 受付