キシリトールガムで虫歯予防!
キシリトールガムで虫歯予防!
今日は、キシリトールガムについてお話します。
虫歯予防に効果があると言われているキシリトール!
そもそもキシリトールとは何?
天然由来の甘味料です。
白樺など樹木から抽出された成分から作られています。
虫歯菌の代表格のミュータンス菌とラクトバチルス菌は、砂糖などの甘いものを吸収し、酸を産生し、この酸が歯を溶かし歯に穴をあけます。
キシリトールはこれらの虫歯菌による酸の産生がほとんどないのが最大の特徴です。
またミュータンス菌(虫歯の原因菌)の一部の代謝を阻害することから、虫歯予防の甘味料と言われています。
キシリトールガムが虫歯予防の代表格です。
では、キシリトールガムの選び方は?どれでも同じ効果なの?
実は、キシリトールと記載があっても、どの商品でも同じ効果が得られるわけではありません。
スーパーやコンビニなどでよく見かけるキシリトール入りのガムの多くは甘味料のうちキシリトールが占める割合が50%以下、少ない物だと数%というものもあります。
注意が必要です。
出来ればキシリトール含有率の高いものを選びましょう。
また、キシリトールガムを、そのまま噛むだけで虫歯予防に役立つとは言えません。
また長い時間噛んでいた方が、唾液の分泌を促し、お口の中のを唾液が綺麗に洗い流してくれます。
できれば、20~30分程噛むようにしましょう!
キシリトールガムは、歯科医院などで販売している医療機関専売のものが安心です、
歯科医院のガムはキシリトール含有割合が90%以上のものがほとんどで、普通に噛むだけでも虫歯予防の効果が強く期待できます。
食べるタイミングは?
歯磨き前と後、どちらが良い?
歯磨き前と後では、大きく差が出るわけではありませんが、虫歯予防でキシリトールの成分をしっかりお口に残したい場合、歯磨き後の方が良いとされています。
ただし、よく噛むことで満腹感も得られるので、血糖値の高い方や、ダイエットをされている方は、食前に食べると良いでしょう!
食べる量は?
たくさん食べたからといっていいわけではありません。
キシリトールにも副作用はあります。
大量摂取でお腹がゆるくなり、軽度の下痢を引き起こすことが報告されています。
特に小さなお子さんには注意が必要です。
もちろん食後に、ハブラシをすることが虫歯予防には重要です。
しっかり歯も磨きましょう!
ガムをよく噛むことで唾液分泌が促されます。唾液が増えると、虫歯や歯周病予防などお口の健康に繋がります。
また、ダイエットの一つとして上手に生活に取り入れることをお勧めします。
当院では、POs-Ca F【ポスカ・エフ】マスカットを扱っております。
気になる方は、スタッフにお声かけ下さいね。
阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行