保険治療と自費治療の根管治療の回数や費用
保険治療と自費治療の根管治療の回数や費用についての阿倍野区の歯医者、西田辺えがしら歯科の歯の豆知識ページです。
歯の根っこの治療は、痛いだけではなく、時間がかかる。
根管治療に対して、そんなネガティブなイメージを持っている人は少なくありません。
確かに根管治療では、痛みなどの不快症状に悩まされる場面が多くなりますが、回数に関してはイメージしにくいことかと思います。
今回はそんな根管治療の回数や費用を保険治療と自費治療に分けて、阿倍野区の西田辺えがしら歯科が詳しく解説をします。
保険の根管治療の回数と費用
【回数】
根管治療は保険診療で受けることが可能です。保険では1回当たりの診療時間や使用できる器具・材料に制限がかかることから、根管治療の回数は自ずと長くなります。
例えば、根管の形態がシンプルで、なおかつ本数も少ない前歯の根管治療の場合は、2~3回の通院で根管充填まで完了できることが多いです。
奥歯の場合は、根管の形態が複雑であったり、本数が多かったりするため、少なくとも3~4回の通院が必要となります。
過去に根管治療を行った歯で虫歯が再発したケースでは、被せ物や土台、根管内に充填された薬剤を撤去することから始めなければならないため、通院回数はさらに多くなります。
ちなみにここでの解説では、根管治療が終わった後の土台や被せ物の製作・装着をする回数を含んでいません。
【費用】
保険診療の根管治療は、3,000~5,000円程度の費用がかかります。
根管治療自体はとても難易度が高く、緻密な処置を要する治療なのですが、保険点数はそれほど高くはありません。
そのため治療費の総額が数万円になることはまずないでしょう。ただし、土台や被せ物の費用まで含めると、費用はもう少し高くなります。
自費の根管治療の回数と費用
【回数】
根管治療を自費診療で受ける場合は、時間的な制約がなくなります。
1回の診療で60~90分程度の枠を設けるのが一般的なので、15~30分程度しか処置できない保険の根管治療とは大きく異なる点といえるでしょう。
また、自費では事前に歯科用CTで根管の本数や形態を正確に把握したり、マイクロスコープによる拡大視野での処置を行えたりすることから、根管充填に至るまでの回数は比較的少なくなっています。
具体的には前歯の根管治療であれば、1~2回で終わることも珍しくありません。奥歯の場合でも2~3回で根管充填までたどり着けるのではないでしょうか。
【費用】
自費診療の根管治療では、費用が全額自己負担となるだけでなく、さまざまな機材や薬剤を使用するため、100,000~150,000円程度の費用がかかります。
ケースによっては、200,000円以上の費用がかかる場合もあります。
自費の根管治療を選ぶメリット
今回は、根管治療の回数と費用という面に焦点を当てて、保険診療と自費診療の違いを説明しました。
自費診療を選択すれば、根管治療の回数を減らすことができます。
それは単に、通院の手間を省けるだけではなく、根管治療の成功率を上げることにも寄与します。
なぜなら短い期間で根管内の病変を取り除くことができるからです。
また、自費診療であれば、根管治療で苦痛を感じる時間も少なくなるでしょう。
その分、費用が高くなるというデメリットが生じますので、経済面を重視する場合は保険の根管治療の方が良いといえます。
まとめ
このように、根管治療は複数回の通院が必要となります。
より精度が高く、短い期間で治療を終えたいという場合は、自費診療がおすすめです。
根管治療の回数や費用について、さらに詳しく知りたいという方は、いつでもお気軽に阿倍野区の西田辺えがしらが歯科までご連絡ください。当院では、自費の根管治療にも対応しております。
阿倍野区の西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行