阿倍野区 虫歯 進行スピード

虫歯が進行するスピードについて

阿倍野区 虫歯 進行スピード

虫歯進行するスピードについて、阿倍野区の西田辺えがしら歯科の歯の豆知識ページです。

虫歯は、自然に治ることがなく、放置すれば徐々に進行していきます。

ただ、どのくらいのスピードで進行していくのかはよくわかりませんよね。

そこで今回は、虫歯の進行スピードについて、阿倍野区の西田辺えがしら歯科がわかりやすく解説します。

虫歯の進行スピードは乳歯と永久歯で大きく異なる

虫歯の進行速度について考える際には、乳歯と永久歯を分ける必要があります。

乳歯の虫歯の進行は速い

乳歯は、永久歯よりも歯質がやわらかいため、虫歯の進行スピードが速いです。

極端なケースでは、1~2週間でも目に見える変化が認めらます。

しかも乳歯の象牙質とエナメル質は、永久歯の半分の厚みしかありません。

つまり、感染が歯の神経にまで到達するのも比較的早くなっています。

生えたばかりの永久歯も要注意

永久歯は、乳歯よりも硬く、厚みもありますが、生えたばかりの時期は、まだエナメル質が成熟していません。

乳歯ほどやわらかいわけではありませんが、虫歯の進行スピードは比較的速いです。

とはいえ、虫歯による大きな穴が生じるまでには、数ヵ月を要します。

阿倍野区 虫歯 進行スピード 1

エナメル質と象牙質でも進行速度は違う

私たちの歯は、外側をエナメル質、内側を象牙質が覆っています。

どちらもリン酸とカルシウムで構成された硬組織ですが、硬さが大きく異なります。

エナメル質は人体で最も硬い組織と言われるほど丈夫で、酸に対する耐性も象牙質よりは高くなっています。

ですから、エナメル質にとどまった虫歯(C1)が象牙質の虫歯(C2)に移行するまでには、半年から1年程度かかるのが一般的です。

C2に移行すると、そこにはもう象牙質しかないため、虫歯の進行速度は2倍程度にまで上昇すると言っても過言ではありません。

「急性う蝕」と「慢性う蝕」の違い

虫歯は、一般的な病気と同じように「急性」と「慢性」の2種類に分けられます。

急性のう蝕(虫歯)は、若い人がかかりやすく、進行速度が極めて速いです。

虫歯が下へ下へと進んで行く「穿通性(せんつうせい)」であるため、短期間で歯髄の症状が現れることも多いです。

一方、慢性のう蝕は、中高年がかかりやすい虫歯で、進行速度は比較的緩やかです。

浅いところで横に広がっていく「穿下性(せんかせい)」という進行形態を採ります。

阿倍野区 虫歯 進行スピード 3

人によっても虫歯の進行スピードは変わる?

ここまで、虫歯の進行スピードについて、複数の視点から解説してきましたが、個人による違いについてもお伝えしておかなければなりません。

虫歯の進行は「歯質」「糖質」「細菌」に左右される

虫歯は、歯質が弱い人、糖質をたくさん摂っている人、お口の中の細菌の数が多い人ほど進行スピードが上がります。

歯質は、フッ素入りの歯磨き粉を使ったり、歯科医院でのフッ素塗布を定期的に受けたりすることで強くできます。糖質は頑張って摂取量を抑えましょう。

細菌の数は、セルフケアとプロフェッショナルケアを両立することで少なくできます。

こうした地道な取り組みを行うことで、虫歯の進行スピードをコントロールすることも可能なのです。

まとめ

今回は、虫歯が進行するスピードについて、阿倍野区の西田辺えがしら歯科が解説しました。

ひと言で「虫歯の進行速度」と言っても、視点を変えるたびに異なる側面が見えてきます。

今回は少し複雑な話になってしまいましたので、疑問点などがあればいつでもお気軽に当院までお尋ねください。

さらにわかりやすい言葉や表現でご説明します。

阿倍野区 西田辺えがしら歯科 院長
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行

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