
矯正治療の効果について様々な効果をご紹介
大阪市阿倍野区西田辺の歯医者「えがしら歯科」
歯科医師 院長 江頭伸行
矯正治療の効果はどんなものがあるの?
矯正治療を考えている人は多いと思います。
ただ、皆さん見た目を綺麗にするための理由が一番多いのではないでしょうか?
実は色々な効果があります。
「噛みやすくなるって聞いたことがある」
「部分矯正でも効果あるの?」
色々な疑問がある人も多いでしょう。
今回は矯正の効果について説明していきます。
1.矯正の効果は?
まずは、一番気になる矯正の効果について、順番に説明していきます。
知らない効果があれば、より矯正をするモチベーションも上がります。
矯正治療は期間も長いので、モチベーションを維持するのも大事になります。
矯正治療をしながら、様々な変化を楽しんで受けれるとモチベーションも維持できるでしょう。
また矯正によって、良い効果もありますが、もちろんリスクもあります。
笑顔が綺麗になる
矯正する効果として笑顔が変わります。
歯を出して笑う際、ガタガタがあると魅力的に見えません。
また、歯が後ろにあると、光の関係で歯が黒く見えてしまうこともあるでしょう。
矯正することによって、笑った際に、歯の先端が綺麗な曲線を描き、素敵な笑顔になります。
口元が綺麗になる
人によっては、横から見た際に口元が出ている人もいます。
鼻と顎を結んだ線をEラインというのですが、このEラインに上下の唇が接しているか、少し中に入っている状態が素敵な横顔と言われています。

矯正することによって、前歯が出ている人は歯が中に入ります。
それによって、唇も中に入る為、横顔が綺麗になります。
虫歯や歯周病になりにくくなる
歯並びが綺麗になることによって、歯ブラシがしやすくなる効果もあります。
そうすると、汚れが溜まりにくく、虫歯や歯周病のリスクが減少します。
ただし、全くならなくなるわけではないので、歯ブラシはしっかりしましょう。
虫歯の治すタイミングや矯正中の予防方法などは下記をご参考ください。
歯の負担が減少して歯の寿命が長持ちする
個人的にはこの効果が一番大事だと思います。
ただし、少し難しいので興味ない人は飛ばしてください。
矯正で与えるべき、噛み合わせというものがあります。
大事なことが2つあります。
それは
・歯ぎしりした際に、奥歯が当たらない
・リラックスした顎の位置で噛ませる
この2つになります。
まずは「歯ぎしりした際に奥歯が当たらない」を説明します。
「しっかり噛んだ状態の噛み合わせでは奥歯が噛むが、歯ぎしりして顎をずらしたときには、奥歯が当たらない噛み合わせ」
このような歯ぎしりして奥歯が当たらない噛み合わせだと奥歯の負担が減少します。
次に「リラックスした顎の位置で噛ませる」を説明します。
しっかり噛んだ状態の噛み合わせ
リラックスした顎の位置で噛ませた噛み合わせ
このような状態で終わってしまっていると、歯や顎の負担が大きくなってしまいます。
矯正治療後、このような状態で終わってしまている人は結構いますので、顎の状態に詳しい先生に見てもらいましょう。
顎関節の負担が減る
噛み合わせが原因で顎の症状が出ている場合もあります。
例えば、口が開かない、顎が痛い、顎の音が鳴るなどです。
噛み合わせが原因で症状が出ている場合は改善していきます。
ただし、噛み合わせが原因でない場合は矯正治療をしても治りません。
頭痛、肩こりが減少する
歯並びが悪いと筋肉が緊張します。
先ほど説明した、顎のズレがあると、顎の位置がずれている為、筋肉が引っ張られ緊張します。
また、歯ぎしりして奥歯が当たっていると、寝ている時に強い力で歯ぎしりします。
この寝ている時の歯ぎしりによって、筋肉が緊張します。
筋肉が緊張すると、血流が悪くなるため肩こりや頭痛の原因になります。
歯並びが悪いことによって筋肉が緊張している場合は、矯正の効果によって、肩こりや頭痛が軽減する場合があります。
発音が良くなる
歯並びが悪いと、サ行、タ行、ラ行の発音時に空気が漏れてしまうことがあります。
空気が漏れると、舌足らずになってしまい、いつも人から聞き返されてしまうこともあるかもしれません。
矯正によって綺麗な歯並びになると、息が漏れにくくなるため、発音が良くなります。
子供から矯正すると抜歯の可能性が減る
子供の時から矯正をすると大人と違った効果が出ます。
具体的には骨格的な改善ができます。
骨格的な改善ができると抜歯の可能性が減ります。
また、横顔も骨格的な改善によって、より綺麗になるでしょう。
子供の矯正は大人と違って、様々な装置を使用します。
2.部分矯正の効果
矯正の効果が出ない場合
矯正の効果が出ない場合もあります。
どのような場合でしょうか?
矯正装置を指示通り使用しない
子供の矯正装置やインビザラインなどをしっかり使用しないと歯が予定通り動きません。
せっかく初めてもしっかり使用しないと効果が出ないため、先生の指示に従いましょう。
治療方針が間違っている
先生の治療方針も非常に大事です。
矯正治療において抜歯を抜歯をするのか、非抜歯でするのか、拡大はするのか、顎の状態は正しいのかなど1つの症例でも様々な治療方針があります。
それぞれの治療方針にはメリット、デメリットがあります。
自分にあった治療方針を提案してくれる良い先生を選びましょう。
まとめ
矯正治療の効果は様々あります。
もちろん見た目は良くなりますが、口元が突出している場合は良くなったり、虫歯や歯周病のリスクも減ります。
また、機能面で見ると噛み合わせが良くなることによって、発音が良くなったり、歯の負担が減り、顎の負担も減少します。
矯正することによって、歯の負担が減少し、将来、歯が無くなったり、入れ歯になるリスクを減らすところが大事ではないかと思っています。
ただし、先生の指示を守れなかったり、治療計画自体が間違っていると矯正で得られる様々な効果が達成できませんので注意しましょう。
阿倍野区西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行