住吉区在住 ホワイトニング 30歳代 女性 審美症例
当院で歯のホワイトニング(スタンダードコース)を行った住吉区在住 30歳代の女性の症例です。
治療内容
この方は以前からホワイトニングに興味を持っておられましたが、お子さんが授乳中とのことでホワイトニングを見送っていました。
妊娠、授乳中の女性がホワイトニングをして、問題が発生したという事例の報告はありませんが、厚生労働省の通達では禁忌となっています。
今回、断乳をきっかけにホワイトニングを行うことになりました。
歯のホワイトニングを行うことによって全体的に歯は白くなりました。
しかし、 上前歯の両サイド 2本目の歯は 神経を抜いているため、 ホワイトニングの効果が得られず 周囲の歯が白くなったせいで、 逆に歯の暗さが強調されるようになってしまいました。
これらのことは予測することができたので あらかじめ 患者さんには伝えて 了承を得ていました。
今後 この神経を抜いた歯にセラミックでかぶせる治療を提案しています。
ホワイトニングの禁忌症
ホワイトニング(歯の漂白)は、歯の色を明るくするための治療方法ですが、特定の禁忌症が存在します。
以下に一般的なホワイトニングの禁忌症のいくつかを挙げますが、個別の状況によって異なる場合があるため、歯科医師と相談することが重要です。
絶対禁忌
絶対禁忌は、特定の治療や薬物使用が行われるべきではない場合を示します。これは、その治療や薬物使用が重篤なリスクをもたらす可能性があるためです。
・無カタラーゼ症
無カタラーゼ症(Acatalasia)は、カタラーゼという酵素の欠如または不活性化によって引き起こされる遺伝性の代謝疾患です。
カタラーゼは、過酸化水素を分解する酵素であり、細胞内での酸化ストレスから細胞を保護する役割を果たしています。歯のホワイトニングに使用する薬剤は過酸化水素です。
無カタラーゼ症は、遺伝的な要因によって引き起こされるため、患者は生涯にわたってこの状態を持ち続けます。
なので、無カタラーゼ症の方は絶対的禁忌症です。
相対禁忌
相対禁忌は、特定の治療や薬物使用が考慮すべきリスクを伴う場合を指します。相対禁忌では、治療や薬物使用の利益とリスクを慎重に評価する必要があります。
リスクが利益を上回る場合には、その治療法や薬物は避けるべきですが、特定の条件や状況下でリスクが管理できる場合には使用することができます。
・虫歯や歯周病
ホワイトニング剤は歯の表面の色素を除去するため、虫歯や歯周病などの歯の健康状態に直接関係する疾患がある場合は、それらの病状が適切に治療される必要があります。
・歯の感受性やアレルギー
ホワイトニング剤に含まれる成分に対してアレルギー反応がある場合や、歯の神経が過敏な場合は、ホワイトニングが禁忌とされることがあります。
・妊娠中および授乳中
妊娠中や授乳中は、ホワイトニング剤が胎児や乳児に悪影響を及ぼす可能性があるため、一般的には避けられることがあります。
・未成年
一部の歯科医師は、ホワイトニングを未成年に対して行わない場合があります。歯の発育が完了していない場合や、十分な成熟度がない場合は、ホワイトニングが適さない場合があります。
・歯の修復物
ホワイトニングは天然歯の色を明るくするための治療であり、歯の修復物(セラミッククラウン、詰め物、ブリッジなど)には効果がありません。
ホワイトニング剤は歯の修復物の色を変えることはできないため、ホワイトニングの前に修復物が必要な場合は、ホワイトニングを行う前に修復物の交換が必要です。
これらは一般的なホワイトニングの禁忌症の一部ですが、個別により異なる場合がございますので、気になる方はご相談ください。
当院のホワイトニング(スタンダードコース)
期間:1カ月
オフィスホワイトニング2回(2週間に1回)
ホームホワイトニング4週間
費用:55,000円(税別)
デメリット:ホワイトニングの効果には個人差があります。知覚過敏の症状がおきることがあります。
ホワイトニングについて気になることがございましたら、カウンセリングも行っておりますので、お気軽にお電話やスタッフにお声掛け下さい。
阿倍野区 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行