歯医者が予約制である理由

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歯医者が予約制である理由、について阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科の歯の豆知識ページです

歯医者は、基本的に予約を取ってから受診するのが一般的です。皆さんもよほどの緊急性がない限り、歯医者を予約せずに受診したことはないかと思います。

風邪などの病気でかかる内科は、予約なしで受診しても診てもらえるのに、どうして歯医者は予約制なのか、疑問に感じている方も多いことでしょう。

そこで今回は、歯医者が予約制である理由について、阿倍野区の西田辺えがしら歯科がわかりやすく解説をします。

歯科治療は外科処置が主体

歯医者が予約制である理由を考える上で、まず理解しておかなければならないのが歯科治療の性質です。歯科は、主に虫歯や歯周病といった細菌感染症を治す診療科ですがほとんどの診療で外科処置を伴います。

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例えば、軽度の虫歯が見つかった場合は、局所麻酔を施した上で、細菌に汚染された歯質をドリルで削ります。虫歯および治療によって失われた歯質はコンポジットレジンを充填して光で固めるまでが一連の診療となるのです。

中等度から重度の虫歯が見つかった場合は、歯を削るだけでなく、歯の神経を除去したり、場合によって歯そのものを抜いたりする処置が必要となります。こうした外科的な処置を予約なしで行うことはなかなか難しいですよね。

文字通り内科的な治療が主体となる消化器内科や呼吸器内科などは、医師が診察をした上で適切な薬を処方するのが一般的な流れなので、予約なしでも診療が成り立ちます。

歯科診療には時間がかかる

歯科では一人の患者さんに対して診療の枠を30~60分程度、確保するのが一般的です。

これは歯や歯茎の検査および診断を下すのにそれなりの手間と時間がかかるからです。

例えば、歯周病の有無や進行度を調べる「歯周組織検査」は、すべての部位の歯周ポケットの深さと歯の動揺度などを丁寧に調べなければなりません。

必要に応じて、レントゲン撮影を行うこともあります。
歯周病菌の温床となる歯垢や歯石を取り除くのにもかなりの時間を要することは皆さんもご存知のことでしょう。

そうした診療を予約なしで行うことはほぼ不可能ですし、患者さんの待ち時間も長くなることに間違いはありません。

複数回の通院が必要となる点も重要

歯科治療は全般的に、複数回の通院が必要となります。
それは歯の型取りや装置の製作、装着、調整など、被せ物ひとつとっても複数の診療プロセスを踏む必要があるからです。

診療内容によっては、次の処置まで1週間以上空けなければならないなど、細かな制約もあるため、予約が必須といえるでしょう。

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治療のための準備が必要

内科で使用する器具は、聴診器や舌圧子、ライトなどに限られますが、歯科の場合は患者さんが受ける治療によってその内容も大きく変わります。

とりわけインプラント治療や親知らずの抜歯、審美治療などでは、日常的には使わない器具や機材、薬剤などを用意する必要があるため、予約なしで対応することは難しいのです。

また、歯科医院側の人的リソースにも限界があることから、きちんと予約を組んだ上で、診療に当たる必要があるのです。
それによって不要な事故やトラブルも未然に防げるようになります。

まとめ

今回は、歯医者が予約制である理由について、阿倍野区の西田辺えがしら歯科が解説しました。

歯科は外科処置が主体となる診療科であることに加え、1回当たりの診療時間が長くなっています。
さらには、1回の診療のために行う準備にも時間と手間がかかることから、予約制を採用している歯医者も必然的に多くなります。

本文でも何度か触れましたが、内科との診療内容の違いに着目するだけでも、歯科が予約制でなければならない理由がわかるかと思います。

阿倍野区の西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行

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