阿倍野区 歯医者 西田辺えがしら歯科 DMFT

DMFT指数

阿倍野区 歯医者 西田辺えがしら歯科 DMFT

DMFT指数とは?について、阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科の歯の豆知識ページです。

学校歯科健診や歯科疾患実態調査では、「DMFT(ディーエムエフティー)指数」という指標が用いられます。

歯科はもともと難しい専門用語が多い分野ですが、DMFTともなると意味がまったくわからないという方も少なくないかと思います。

今回はそんな歯の健康の指標となるDMFTについて、阿倍野区西田辺の歯医者の西田辺えがしら歯科がわかりやすく解説をします。

DMFTの意味について

まずはDMFTが何の略語なのかを解説しましょう。

「D」decayed(虫歯)
「M」missing(喪失歯)
「F」filled(充填された歯)
「T」teeth(歯)

学校歯科健診では、一度にたくさんの子どもの口腔内を診なければなりません。子ども1人にかけられる時間は極わずかなので、3つのポイントに絞って歯を診査します。それが「DMF」です。

「D」decayedは、細菌によって侵された虫歯、「M」missingは虫歯が原因で失った歯、「F」filledはコンポジットレジンなどで充填されている歯を意味します。

いずれも歯が健全な状態とはなくなっているため、患者さんにとってマイナスな所見となります。

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DMFT指数について

次に、今回のテーマである「DMFT指数」について解説します。DMFT指数とは、集団における「1人平均永久歯う蝕経験歯数」を知るための指標で、これまでのどのくらいの虫歯にかかってきたかを表しています。計算式は以下の通りです。

DMFT指数=被験者全員のDMF歯の合計÷被検者数

学校歯科健診で毎年、DMFT指数を調べることで、その年代の子どもの虫歯の有病者率などを知ることができるのです。

令和4年歯科疾患実態調査の結果

5年に1回行われる歯科疾患実態調査では、15歳以上の人のDMFT指数を調べています。令和4年に実施された調査でもDMFT指数が調べられ、その結果が公表されています。

皆さんもご存知かもしれませんが、日本人の虫歯の数は年々、減少する傾向にあります。

最新の調査でもすべての年代において、前回よりもDMFT指数が低くなっています。つまり、虫歯を経験している数が減っているのです。驚くべきことにこの傾向は、平成5年の歯科疾患実態調査から変わっていません。

◎虫歯予防の考え方が広がった

日本人の虫歯が着実に減少しているのは、予防歯科の考え方が広まったからなのでしょう。

今やフッ素を口腔ケアに活用していない人は皆無に等しいです。虫歯予防に積極的な人は、歯科医院でのフッ素塗布を定期的に受けていることでしょう。もちろん、虫歯が再発しにくいセラミック治療や口腔衛生状態を良好に保ちやすくなる矯正治療などを受ける人が増加していることも関係しているのでしょう。

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あなたの「DMF」はいくつですか?

このように、DMFT指数は“日本人全体”のような集団の虫歯の有病者率を知る上で有用ですが、個人の虫歯の経験歯数も簡単に調べられます。

そんなご自身のDMFについて知りたいという方は、いつでもお気軽に阿倍野区西田辺の歯医者の西田辺えがしら歯科までご連絡ください。自分のDMFを知ることで、口腔ケアのモチベーションも高まることでしょう。

同年代の人のDMFと比較して、自分がどのような位置にあるのかを知ることも重要といえます。

まとめ

今回は、学校歯科健診や歯科疾患実態調査などで見聞きすることがあるDMFT指数について、阿倍野区西田辺の歯医者の西田辺えがしら歯科が解説しました。

DMFT指数は、とても難しい専門用語ではありますが、何の略語であるかがわかればすんなり理解できるかと思います。これからも歯科に関する報道などでDMFT指数という言葉を耳にすることがあるかと思いますが、その時はこのコラムを参考にしていただけたらと思います。

阿倍野区の西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行

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