かみにくい 要注意 西田辺えがしら歯科 オーラルフレイル 

かみにくいのは要注意 オーラルフレイルと食欲低下・低栄養の関係

かみにくい 要注意 西田辺えがしら歯科 オーラルフレイル 

こんにちは、阿倍野区西田辺の西田辺えがしら歯科 院長の江頭です。

日々の診療の中で、患者さんから
「最近、前よりかみにくくなった気がします」
「硬いものを避けるようになりました」
「食事中にむせることが増えました」
といったお話を伺うことがあります。

このような変化は、痛みがないとそのまま様子を見てしまいやすいのですが、実はお口の機能が少しずつ低下してきているサインかもしれません。
こうしたお口のささいな衰えは、オーラルフレイルと呼ばれています。

オーラルフレイルという言葉は、まだあまり聞き慣れないかもしれませんが、簡単にいうと「お口の機能の小さな衰え」のことです。
最初は、ほんの少しの違和感でも、それをそのままにしてしまうと、だんだん食べにくくなり、食事の内容が偏り、食欲低下や低栄養につながってしまうことがあります。

今回は、かみにくさとオーラルフレイルの関係、そして歯医者で早めに確認することの大切さについて、できるだけわかりやすくお話しします。

オーラルフレイルとは?かみにくい・むせるはお口の衰えのサイン

オーラルフレイルは、突然大きな症状が出るものではありません。
「少しかみにくい」
「食べこぼしが増えた」
「むせることがある」
「口が乾きやすい」
「以前より話しにくい気がする」
といった、小さな変化が少しずつ重なっていく状態です。

こうした変化は、「年齢のせいかな」と思われがちです。
もちろん年齢とともに体が変化することはありますが、だからといって何もできないわけではありません。
むしろ、こうした早い段階で気づいて対応することが、お口の機能を保つうえでとても大切です。

食べることは、毎日の楽しみの一つですし、健康を保つためにも欠かせません。
しっかり噛めること、無理なく飲み込めることは、当たり前のようでいて、とても大切な力です。
その力が少しずつ落ちてきたときに、早めに気づいてあげることが重要です。

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オーラルフレイルのセルフチェック

最近、次のようなことはありませんか?

  1. 半年前と比べて、硬いものが食べにくくなった(ステーキ、タコ・イカ・あわび、硬いせんべい、ナッツ類、フランスパン、スルメなど)
  2. お茶や汁物でむせることがある
  3. 口の渇きが気になる
  4. 滑舌が悪くなった、言葉がはっきりしにくくなった
  5. 食べこぼしが増えた

判定の目安

1つでも当てはまる場合

お口の機能が少し低下しているサインかもしれません。

2つ以上当てはまる場合

オーラルフレイルの可能性があります。
歯医者で、噛む力・飲み込む力・舌や唇の動きなどを確認してもらうことをおすすめします。

歯科では口腔機能低下症という診断のもと、治療対象になります。

かみにくい原因とは?歯の本数減少や入れ歯の不具合に注意

「かみにくい」といっても、原因は一つではありません。

たとえば、歯周病で歯茎や歯を支える骨が弱っている場合もありますし、歯を失ったままになっていることが原因のこともあります。

入れ歯をお使いの方では、入れ歯が合わなくなっていて、うまく噛めなくなっている場合もあります。

また、歯そのものだけでなく、舌や頬、唇、あごの筋肉の働きが落ちてきて、食べにくさにつながることもあります。

つまり、かみにくさは「歯が悪いから」とは限らないのです。
歯の状態、歯茎の状態、かみ合わせ、入れ歯の具合、唾液の量、舌圧、かむ筋肉など、いろいろな面から見ていく必要があります。

患者さんの中には、「痛くないから大丈夫」と思っておられる方も少なくありません。

しかし、痛みがなくても噛みにくさが出ているときは、お口の中で何かしらの変化が起きていることがあります。
ですから、違和感を軽く考えず、一度確認することが大切です。

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かみにくさが食欲低下や低栄養を招く理由

かみにくくなると、どうしても食べやすいものを選ぶようになります。
やわらかい物、あまり噛まなくてよい物に偏ってくると、食事の内容が単調になりやすくなります。

すると、肉や野菜、繊維のある食品などを避けるようになり、炭水化物が多くなり栄養のバランスが崩れやすくなります。

さらに、食べること自体が面倒に感じたり、食事が楽しくなくなったりすると、食べる量そのものが減ってしまうこともあります。こうして、食欲低下や低栄養につながることがあります。

かみにくさを放置すると

かみにくさを放置すると、食べやすい物ばかりを選ぶようになり、噛む力を使う機会が減ってしまうことがあります。

そうすると、お口の機能がさらに低下し、ますます噛みにくくなるという悪循環につながることもあります。
最初は小さな違和感でも、そのままにしてしまうことで、食事内容の偏りや食事量の低下につながることがあるため、早めに原因を確認することが大切です。

なぜなら、一度、減退してしまった噛む力は元に戻らないことが多いです。

特に高齢者は衰える前に対策することが賢明です。

また低栄養というと大げさに聞こえるかもしれませんが、実際には、食事量が少しずつ減る、食べる物が偏るという積み重ねから起こってきます。
お口の衰えは、単に「かみにくい」で終わる問題ではなく、全身の健康にも関わる可能性があるのです。

だからこそ、かみにくさは放置しないほうがよいと私は考えています。
少しの違和感の段階で気づき、対応することが大切です。

噛む力の低下を防ぐには?今日からできる対策

噛む力を守るためには、まずお口の状態を知ることが大切です。
そのうえで、毎日の生活の中でも意識できることがあります。

たとえば、やわらかい物ばかりに偏りすぎないこと、ひと口ごとによく噛むこと、お口まわりの筋肉をしっかり使うことは大切です。
ただし、無理に硬いものを食べればよいということではありません。
歯や入れ歯の状態によっては、かえって負担になることもあるため、その方に合った方法で進めることが大事です。

また、口が乾きやすい方や、むせやすい方では、食べ方や飲み込み方にも注意が必要です。
こうしたことは自己判断だけで続けるよりも、歯医者でお口の状態を確認しながら考えていくほうが安心です。

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かみにくいときは何科を受診する?歯医者でできること

「かみにくいのは、どこに相談したらいいのですか」と聞かれることがありますが、こうした症状は歯医者で相談していただいて大丈夫です。

西田辺えがしら歯科では、かみにくさの原因を検査しています。
歯の状態だけでなく、歯茎、かみ合わせ、入れ歯の具合なども含めて、お口の中を丁寧に見ていきます。

原因が歯周病にあるのか、入れ歯の調整が必要なのか、失った歯の影響が大きいのかによって、対応の仕方は変わります。

現在、健康保険で「口腔機能低下症」という病名がつき、治療が可能です。

当院では、入れ歯の調整や歯周病治療、歯の定期管理(検査と歯のクリーニング)にも対応しています。
「まだそこまでひどくないかもしれない」
「こんなことで相談していいのかな」
と思われる方もおられますが、そういう段階でご相談いただくことに意味があります。

かみにくさは、強い痛みのようにすぐ困る症状ではないことも多いため、つい後回しになりがちです。

ですが、気づいた段階で検査しておくことで、お口の状態を把握しやすくなり、必要な対応もしやすくなりますし、かみにくさを自覚にするぐらいオーラルフレイルが進んだ状態ですと、改善が難しいことが多いのが実際です。

できましたらオーラルフレイル(お口の機能低下)が進む前に、検査しトレーニングを開始した方が良いでしょう。

最近かみにくい、むせやすい、食べこぼしが増えた、入れ歯が合わない、口の乾きが気になるといった症状がある方は、どうぞ早めにご相談ください。

阿倍野区や西田辺周辺で歯医者をお探しの方も、お気軽に西田辺えがしら歯科へ、ご相談いただければと思います。

まとめ|かみにくさは食欲や栄養の問題にもつながります

かみにくさは、お口の中の小さな不調のように感じるかもしれません。けれども、その背景にはオーラルフレイルが隠れていることがあり、食欲低下や低栄養につながっていくこともあります。

大切なのは、「まだ大丈夫」と我慢しすぎないことです。少しでも食べにくさを感じたら、その原因を確認することが、お口の健康を守る第一歩になります。

西田辺えがしら歯医者では、かみにくさの原因の確認、入れ歯の調整、歯周病治療、定期管理にも対応しています。気になる症状があれば、早めにご相談ください。しっかり噛んで食べられる毎日は、健康で過ごすための大切な土台になります。

阿倍野区の西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行

参考元

日本歯医者医師会「オーラルフレイル」
厚生労働省 e-ヘルスネット「口腔機能の健康への影響」
日本歯医者医師会「オーラルフレイル対策のための口腔体操」
厚生労働省関連資料(オーラルフレイル・口腔機能低下に関する公的情報)

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