すきっ歯の治療法について

大阪市 阿倍野区 西田辺えがしら歯科

歯科医師 院長 江頭伸行

大阪市阿倍野区 西田辺えがしら歯科 すきっ歯

専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」や「正中離開(えいちゅうりかい)」と呼ばれる歯列不正で、歯並びの異常であることから矯正治療が必須と思われがちです。

今回はそんなすきっ歯の治療法の選択肢をいくつかご紹介します。

歯並びを細かく整える「ワイヤー矯正」

すきっ歯の症状を根本から改善するのであれば、歯列矯正が適しています。その中でもワイヤー矯正は適応範囲が広く、すきっ歯の症状も問題なく改善できます。

ただ、矯正装置が目立ちやすいという難点があることから、なかなか一歩踏み出せないという方も少なくありません。

◎治療期間は短くなる?

上の前歯のすきっ歯であれば、部分的に矯正することで簡単に治せそうな気がしますが、実際はそうではありません。

上顎の正中離開を治す場合も基本的に上下の歯列全体の矯正が必要となります。

ですから、すきっ歯の治療だからといって矯正が短期間で終わるというわけではありませんので、その点はご注意ください。

マウスピースを用いたインビザライン矯正

すきっ歯を根本から改善したいけれど、出来れば周囲に気付かれたくない、目立つ装置は嫌だ、という方にはマウスピース型矯正装置のインビザラインがおすすめです。

透明なポリウレタン製のマウスピースを装着することで、歯列に矯正力がかかって歯が移動していきます。よほど近くで凝視しない限り、矯正中であることは気付かれません。

コンポジットレジンによる修復

すきっ歯の程度が比較的軽度であれば、コンポジットレジンによる修復でも対応できます。

ペースタイプのコンポジットレジンを直接、歯に盛り付けて光で硬化させます。

コンポジットレジンには色のバリエーションがあり、患者さまそれぞれの歯の色調に合わせることが可能です。

また、摩耗や変色などが起こっても修理しやすいというメリットがあります。

ラミネートベニアの装着

ラミネートベニアとは、歯の表面にセラミック製のチップを貼り付ける治療法です。

主に、上の前歯の色や形を整える際に適応されますが、すきっ歯のような歯並びの異常も改善できます。

エナメル質を0.5mm程度削るだけで装着できるので、歯の寿命が縮まるようなことはありません。

歯と歯の間の不自然なすき間がなくなるだけでなく、歯の色や大きさ、形まで改善できます。

すきっ歯は自力で治せない?

ここまで、すきっ歯の症状を歯科医院で治す方法についてご紹介してきましたが、自力で治せるのかどうかも気になるところですよね。

自力で治せるのであれば、費用を節約できますし、何度も通院する必要もなくなります。けれども、すきっ歯というのは、自力で治すことは不可能といえます。

歯は歯槽骨(しそうこつ)というとても硬い骨に埋まっているので、自力で動かすことはできません。

一般の人が歯を無理やり動かそうとすると、歯が折れたり、歯茎や顎の骨に炎症が生じたりするため要注意です。

コンポジットレジンのような材料で歯並びのすき間を埋める方法も自力では難しいです。

そのため、すきっ歯の症状が気になるという方は当院のような審美治療に力を入れている歯医者さんに相談することが推奨されます。

まとめ

このように、すきっ歯は歯並びの異常なので、基本的にはマウスピース型矯正装置(インビザライン)のような歯列矯正で治すのがおすすめです。

比較的軽度ならコンポジットレジンやラミネートベニアで短期的に改善することができますので、関心のある方はお気軽に西田辺えがしら歯科までご連絡ください。

患者さまに最善といえる治療法をご提案します。

大阪市 阿倍野区 西田辺えがしら歯科

歯科医師 院長 江頭伸行

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