阿倍野区 歯医者 西田辺えがしら歯科 虫歯 予防 フッ素

フッ素の虫歯を予防するメカニズム

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フッ素とは?虫歯を予防するメカニズムについて、阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科の歯の豆知識ページです。

虫歯予防に効果があることで有名な「フッ素」。その名前はよく耳にするけれど、実際にどんな物質なのか、どのようメカニズムで虫歯を予防するのかはあまり知られていません。

今回はそんなフッ素の特徴や虫歯を予防する仕組み、生体への安全性などを阿倍野区の歯医者の西田辺えがしら歯科が詳しく解説をします。

そもそもフッ素とは?

フッ素は、ミネラルの一種です。
“レアな元素”というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、フッ素は自然界の至る所に存在しており、私たちが普段、口にしている食品のほとんどに含まれています。

とくに緑茶の葉と魚介類に含まれるフッ素濃度は極めて高くなっています。

フッ素は体に良い?悪い?

ここでまずフッ素の安全性について考えてみましょう。もしかしたら一般の方は「フッ素は身体に有害なもの」という認識があるかもしれませんね。
メディアでフッ素の名前を見聞きする時はフッ素の急性中毒など、ネガティブな報道であることが多いからでしょう。

確かに、フッ素は過剰に摂取することで中毒症状を引き起こすリスクがありますが、上段で取り上げた緑茶や魚介類に含まれるのはあくまで微量です。

それらを習慣的に食べたからといって、急性中毒や慢性中毒になることはまずありませんのでご安心ください。

さらにいえば、フッ素は「必須栄養素」に指定されているため、一定量は習慣的に摂取した方が健康にも良いのです。具体的にフッ素は、健康な歯や骨を作る上で必須となります。

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フッ素を虫歯予防に使うのは安全?

フッ素を虫歯予防に使うとなると、話は少し変わってきます。なぜなら歯磨き粉やフッ化物ジェルには、食品よりも極端に高い濃度のフッ素が配合されているからです。

例えば、魚介類には1~10ppm程度のフッ化物イオンが含まれていますが、市販の歯磨き粉は1,500ppm、歯科医院で使用するフッ化物ジェルに至ってはフッ化物濃度が9,000ppmにもなります。

そうした高濃度のフッ化物を習慣的に摂取していたら中毒症状が現れることもありますが、歯科におけるフッ化物応用はあくまでフッ素を歯面に作用させるだけです。

体の中にフッ素を摂り込むわけではないので、健康被害が生じるリスクも限りなくゼロに近いといえます。

フッ素が虫歯を予防するメカニズム

歯にフッ化物を作用させると、次に挙げる3つの現象が起こります。

① 歯の再石灰化作用の促進

私たちの歯は絶えず脱灰(だっかい)と再石灰化を繰り返しています。酸によって歯質が溶けて、唾液に含まれるリン酸やカルシウムがそれを修復する。
その際、歯の近くにフッ素があると修復作用が促進されます。

② 酸に強い構造を作る

再石灰化が起こる時にフッ素が歯質に入り込むと、フルオロアパタイトという構造が作られます。フルオロアパタイトは、通常のハイドロキシアパタイトよりも酸への抵抗力が強い構造で、虫歯リスクを下げることにつながります。

③ 虫歯菌の活動を抑制

フッ素は、虫歯菌の活動を抑える効果も期待できます。虫歯菌の繁殖活動や酸を作る活動が鈍くなることで、虫歯リスクも低下します。

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まとめ

今回は、歯の健康と関係の深いフッ素の特徴や虫歯を予防するメカニズムについて、阿倍野区西田辺の歯医者の西田辺えがしら歯科が解説しました。

フッ素は自然界にも存在するミネラルの一種で、過剰に摂取しなければ健康を害することはありません。

また、フッ素による虫歯予防効果は科学的に証明されるものであり、WHOもオーラルケアへの応用を推奨しています。そんなフッ素による虫歯予防に関心のある方はいつでもお気軽に当院までご相談ください。

阿倍野区の西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行

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