心筋梗塞と睡眠時無呼吸症候群の関係

先日の新聞に、「朝に多い心筋梗塞、睡眠時無呼吸症候群が関係か」という記事がありました。

「心筋梗塞が朝方に起きやすいのは、寝ている間に呼吸がたびたび止まる睡眠時無呼吸症候群が関係している疑いがある」との研究結果を、長崎市立市民病院の中島寛・循環器内科部長が21日、熊本市で開かれている日本心臓病学会で発表した、というものでした。

その研究では、2006?11年に同病院で治療した心筋梗塞の患者に対し、発病から2週間後、睡眠時の呼吸や脳波などを測定。空気の通り道である気道が狭くなることで起きる閉塞性睡眠時無呼吸症候群と診断された216人と、診断されなかった72人について、6時間ごとの時間帯に心筋梗塞の発症率を調べ、その結果、無呼吸症候群の人は、午前6時?正午の発症率が38%と他の時間帯に比べて高く、「無呼吸」の程度が重い人の43%がこの時間帯に集中していた。無呼吸症候群でない人は、どの時間帯も25%前後と差がみられなかった。

睡眠時無呼吸症候群とは「睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる病気」です。また、睡眠時無呼吸症候群はさらに高血圧や糖尿病を悪化させたり、脳梗塞の引き金になり得ることが解ってきています。

「睡眠時無呼吸症候群」は、主に次の3つに分類されます。
?”閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS, Obstructive SAS)”
睡眠中の筋弛緩により舌根部や軟口蓋が下がり気道を閉塞することが主な原因で、肥満者に起こりやすい。

?”中枢性睡眠時無呼吸症候群”
脳血管障害・重症心不全などによる呼吸中枢の障害で呼吸運動が消失するのが原因。

?”混合性睡眠時無呼吸症候群”
閉塞型と中枢型の混合したもので、発症はきわめて少ない。

現在、治療は主に耳鼻科や呼吸器科などで行われていますが、?の閉塞性睡眠時無呼吸症候群 (OSAS, Obstructive SAS)で
軽度の場合、歯科で治療する事があります。

耳鼻科や呼吸器科などでは、通常はCPAP(シーパップ)と呼ばれている酸素をおくる為のポンプが付いたガスマスクを装着して就寝する治療法が一般的ですが、歯科ではスリープスプリントと呼ばれているマウスピースを作り、就寝中に装着します。CPAPに比べ手軽に使え、持ち運びも問題がありません。

軽度の自分で出来る予防策には、
1.肥満を解消
2.横向きに寝る事
3.寝る前のアルコールを止める
などがあり、軽度の睡眠時無呼吸症候群の場合は症状が改善する場合もあるようです。

人間の「睡眠」には、まだまだ解明されていないことが多くあります。
「歯ぎしり」や「食いしばり」などもこれと同様で、無意識下で起こるので原因が解っていません。
今後、睡眠中や無意識化で起こる行動の解明が期待されています。

当院では、安心してご来院頂けるようお口の状況・治療内容など、詳しくご説明した上で治療を進めていきます。また、小さなお子様の不安を少しでも解消できるよう、アットホームな雰囲気づくりを心がけております。
地域の皆様と笑顔で楽しい毎日、そして何でも食べられる喜びを分かち合えるよう、スタッフ一同しっかりサポートさせて頂きます。
お口に関するお悩みやご質問などございましたら、お気軽にご相談ください。

大阪市 阿倍野区 西田辺 医療法人優伸会 えがしら歯科

院長 江頭伸行