乳幼児のむし歯について


1前回に続いて、乳幼児のむし歯についてです。

お子さんが虫歯になるのを防ぐために、小児歯科学会では、下記の対策を推奨しています。

1.食生活について

食事と母乳のほかは、お茶や水以外のものを与えないようにしましょう。
市販のお菓子や飲料は、早くても卒乳してからにしましょう。
上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる家庭では、市販の菓子類を早くから飲食することがあるので、十分な注意が必要でしょう。
おやつを与えるのなら、果物や芋など自然のものの中から選ぶようにしてください。

2.お子様の歯のお手入れ

・上と下の前歯が生えてくれば、上の前歯を中心に磨くようにしてください。
小さなお子さんの歯を磨くのはかなり大変で、子どもさん自身も時間がかかると、どうしてもぐずってしまいます。ぐずられる前に、むし歯になりやすい上の前歯から磨くようにしましょう。

このとき前歯の外側(唇面)だけでなく、裏側(口蓋側)も忘れずに磨いてあげてください。多くの方に歯みがきをしていただくと、下の前歯から磨き始める方が多いのですが、上の前歯と比べ下の前歯は余りむし歯にはなりません。
一度に全ての歯を磨こうとせず、数回に分けて全体を磨けばいいと考えたほうがいい
でしょう。

1・夜に歯みがきをするという方が多いようですが、少なくとも一度は昼間にも磨くようにしてください。
また、昼間の歯みがきは、窓際の明るいところで行うようにしましょう。 明るいところで歯みがきをすると、歯のわずかな汚れもよく見え、歯みがきの効率も良くなります。
また、昼間のほうが小さなお子さんの機嫌も良く、夜よりは磨きやすいことも多いと思います。

3.お母さんの歯のお手入れ

赤ちゃんが生まれる前から、お母さんの歯を丁寧に磨くようにしておきましょう。
お母さんの口の中が汚れていたりむし歯があると、むし歯の原因となるミュータンス菌が多く存在し、赤ちゃんに感染しやすくなります。

お母さんのミュータンス菌が、お子さんに感染することを「母子感染」と言います。
お母さんが使っているお箸やスプーンなどから、赤ちゃんの口の中に細菌が感染するものです。

食べ物の口移しや食器の共有を、出来るだけ控えるように心がけていれば、さほど心配することもありません。
また、むし歯菌(ミュータンス菌)が感染しても、すぐにむし歯が出来るといったものではありません。

4.授乳について(とくに歯が生えてきてからの授乳)

いつでも、どこでも、何度でも、といったパターンにはまってしまうと、むし歯ができるきっかけになることがあります。
外遊びを増やし、おっぱいを欲しがる回数が少なくなるように工夫してみましょう。
寝かせつける時おっぱいを欲しがる時は、ぐっすり寝入ってしまえばおっぱいを口から外すようにしましょう。
おっぱいをくわえさせたままにしておくと、上の前歯の裏側にむし歯ができやすくなります。

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5.小児歯科の受診

1才前に小児歯科を受診されることをお勧めします。 歯に関して子どもたちが最初に出会う健診は、多くの場合 1 才6ヶ月健診だと思います。
しかし、1才6ヶ月の健診でむし歯を指摘され受診してこられた時は、かなり 進行したむし歯になっていることが多く、対応が難しいことも少なくありません。

1才前に歯のチェックを行なえば、たとえ何か異常があっても、軽症のうちに対応でき、お子さんに大きな負担がかかることなく、その後の健康管理が可能となるでしょう。

出来るだけ長く母乳を与えたいとお考えの方は、出来るだけ早めに小児歯科を受診されることをお勧めします。

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大阪市 阿倍野区 西田辺 医療法人優伸会 えがしら歯科

院長 江頭伸行