口内炎の早い治し方と予防!

皆さんも少なくとも一度以上は「口内炎」になったことがあるのではないでしょうか。
口の中にプチッとできて、食べ物がしみたり、噛んでしまったり…不快なものですよね。

口内炎って何でしょう?
口内炎はお口の中の粘膜が食べ物などで傷つき、そこに菌が入って化膿したものが口内炎です。
本来、お口の中の組織の代謝はとても活発で、だ液によって細菌が洗い流され、また、お口の中は体のほかの部分よりも傷が治りやすい組織です。つまり、多くの場合、傷になっても口内炎になる前に治ってしまっているのが実際です。

しかし、体調が悪かったり、寝不足だったり、ストレスを抱えていたりして、自分の抵抗力が下がってしまっている際に傷ができると、お口の中に住みついてしまっている口腔内常在菌が感染を起こし(傷にバイ菌が入り)、口内炎に発展していくのです。

では、口内炎ができてしまったら、どう治したらよいのでしょうか。
通常、放っておいても1週間?2週間ほどで治りますが、待てない方やなかなか治らない方は参考にして下さい。

1.軟膏を塗る
口内炎の部分に副腎皮質ホルモン剤などのステロイド剤を含む軟膏を塗ります。軟膏は取れにくくなってはいますが、口の中なので、どうしても短時間でとれてしまいます。これは最も一般的な方法で、ケナログと言う商品名で薬局で購入できます。また、歯科医院でも処方するができます。そして、早く治すためには、1日に何度も患部に塗りなおすことが大切です。

2.シールを貼る
口内炎に直接貼る薄い透明のシールがあります。人工のかさぶたの様なもので、軟膏と同じく抗炎症薬を含んでおり、口内炎の保護も期待できます。ただし、上手く貼らないとすぐにはがれてしまいます。こちらも薬局や歯科医院購入できますが、使い勝手が悪いため置いていないと事が多いようです。(ちなみに当医院でも置いていません。)

3.ビタミン剤を飲む
ビタミンB2・ビタミンB6等のビタミン剤や亜鉛というミネラルの摂取が有効です。これらの栄養素が不足すると、代謝が低下し、口内炎になりやすくなります。
なお、下記の国民健康・栄養調査の結果では、現代人はビタミンB2・B6は必要量を摂取出来ていますが、亜鉛などのミネラルが不足する傾向にあるとのことです。(東京福祉保険局 平成15年国民健康・栄養調査)
亜鉛は最近、研究が進んでいるミネラルで新陳代謝や味覚等にも深く関係している証明されてきています。

4.レーザー治療
口内炎にレーザーを照射し焼くことで、痛みが軽減され、また、表面にかさぶたができ早く治るといわれています。口内炎はとても過敏なため、通常の照射で痛くないレーザーも、口内炎への照射時は痛みを感じます。

5.歯科医院で特殊な薬剤を塗布してもらう。(おすすめ!)
歯科医院では、特殊な治療薬を塗布してもらえます。この薬を塗ると強い殺菌作用と口内炎に強いかさぶたができます。これは、レーザー、軟膏などに比べて持続性があり一番よく効くと思います。私のおすすめの治療法ですが、欠点として、この薬を口内炎に塗布した直後は涙が出るくらい痛いです!!
でも、その後は嘘のように口内炎がなくなった感じになります。

このように、いくつかの治療法が存在しますが、口内炎の治療や予防で、いちばん大切なのは口の中を清潔に保つことです。口の中には、数百種類の雑菌が存在し、口腔内を不潔にしていると、菌が増殖し、口内炎が長引いたり、悪化する可能性があります。傷がつかないように丁寧に歯磨きを行い、イソジンなどの殺菌作用のあるうがい薬でうがいをするなどして、口の中を清潔にしましょう。また、ストレスをためない規則正しい生活や、栄養バランスの取れた食事も大切です。

口内炎の中には、他の疾患などが原因で起こるものもあります。痛みがひどい時や、2週間以上治らないときは、歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

大阪市阿倍野区西田辺
医療法人優伸会 えがしら歯科
院長 江頭伸行