阿倍野区 歯医者 西田辺えがしら歯科

歯のすり減り

阿倍野区 歯医者 西田辺えがしら歯科

職業柄、ドラマや映画を見ていても、「歯医者さん」とか、「歯科医師」という言葉に反応してしまいます。

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先日も映画「はやぶさ 遥かなる帰還」を観に行ったのですが、渡辺謙さん扮する山口先生の「たびかさなるトラブルで、歯医者に行ったら奥歯がすり減っている、って言われた。」とのセリフに、思わずマウスピースが浮かびました(笑)

多大な時間と資金をかけ、宇宙を相手にしたプロジェクトですから、「はやぶさ」の行方を案じていた時のプロジェクトチームの方々の苦悩は半端ではなかったでしょう。

奥歯に力が入るのも無理はありません。人は、肉体的だけでなく精神的にも力が入ると首や肩に力が緊張してしまいがちですが、無意識に奥歯を噛みしめていることがよくあります。

「よいしょ!」と荷物を持ち上げる時なども、奥歯にかかる力は大きく、歯を失った方が「力を入れてふんばりにくくなった」と話されるほど。

ただ、この噛みしめることが慢性化してしまうと、寝ている間も力がかかり、気がつかないうちに「くいしばり」や「歯ぎしり」をして、朝起きると顎や肩周りが疲れていたり、歯医者さんに行くと「歯がすり減っていますね」といわれることになってしまいます。ひどい時には、痛みの原因にもなります。歯医者としてアドバイスできることは、歯ぎしり防止のマウスピースを使い、寝ている間の歯のすり減りを最小限に抑えることです。

若いころはあまり気にならなくても、歳を重ねると摩耗や疲労が痛みにになってくることが多くあります。

当院でも扱っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

また、寝る前に首や肩周りを温めたり、軽く動かして緩めるといいでしょう。

たまにヨガ教室に行くのですが、先生によると、首や肩をやたらグルグルと動かすよりも、ゆっくり呼吸とともに回したりするほうが、緊張をほぐす効果が高いそうです。

例えば肩を回すとき、肘を上げるときにゆっくり吸って、下ろす時にゆっくり吐いていく。
首を回すときは、できるだけゆっくりと息を吐きながら回していく。

なかなかそういった時間をとることが難しいかもしれませんが、一度試してみてください。
奥歯のあたりの緊張もほぐれ、歯の健康にもつながってくことと思います!

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なみに、私の実家の会社もこのプロジェクトに参加していました。

「はやぶさ」が回収してきた小惑星のサンプルの入ったカプセルを実際に開けて調べるための機械です。

右の写真が実際に出荷した機械だそうです。

阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行