ノンカロリーで虫歯なし?
砂糖不使用!…でも糖分がある?!
清涼飲料水やジュース類は500mlのペットボトルに換算すると、サイダーで35g、キリンオレンジで60g、ネクターで70g、コーラで60g、ファンタで70g、水分補給のためのスポーツドリンクでさえ30gの砂糖を含有していると言われています。
実際、砂糖の量は企業秘密などにされているらしいので正確には発表されていませんが、コーヒー用のスティックシュガーが1本3?5gくらいなので、数十本分になります。
飲み物に限らず、食事やおやつから摂取する糖分を考えずにジュースや清涼飲料水を飲むと、知らない間に砂糖の過剰摂取になり、虫歯や肥満のリスクは益々高くなってしまいます。
最近では、
「砂糖ゼロ」「甘さ控えめ」「ノンカロリー」「カロリーゼロ」
と表記の飲料水が多くなっていますが、その言葉の意味を知り選び方を変えるだけで、歯や身体に与える影響が随分違ってきます。
例えば、
「砂糖不使用」とは、単純に砂糖を使っていないという意味で、果糖、また乳糖を含んでいても表示は可能と言う事です。
原材料に果糖・乳糖が含まれていたとしても、加工過程で砂糖を使用していなければ表示ができてしまうのです。
容器や袋に印刷されている栄養成分表示を見ると、砂糖不使用でも糖類が100gあたり10gなどのように、無糖どころか低糖と言えないような商品もあるといいます。
「甘さ控えめ」
厚生労働省が定める栄養表示基準では、食品そのものに糖分が100gあたり、0.5mg未満であれば「無糖」と表示することはできます。
微量は含まれている可能性があります。
「ノンカロリー」
食品100g(飲料100ml)あたりのカロリーが5kcal未満であるということです。
糖類ではなくキシリトールやラクチトールといった難消化性糖質という甘味料を使った食品もあります。
砂糖が1gあたり4kcalなのに対し、キシリトールは3kcal、ラクチトールは2kcal。
こうした甘味料を使って500mlのペットボトルで25kcal未満に抑えれば甘くてもノンカロリーと表示できるわけです。
もちろんキシリトールには、砂糖よりも虫歯の発生を抑える効果がありますので、「ノンカロリー」=カロリーなしではない、と理解して摂取すれば問題ないかと思います。
キシリトールの効果についてはこちらもご覧ください。「虫歯にならないチョコレート」
表示には“低糖、糖分控えめ”など、『これはよさそうだ!』と誤解を与える表示が多い時代です。
大人が選ぶ基準を身につけて「正しい生活習慣」と共に、お子さんにきちんと伝えてあげましょう。
阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行
大阪市 阿倍野区 西田辺 医療法人優伸会 えがしら歯科 西田辺インプラント
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