歯周病と納豆菌
7/10、今日は何の日でしょうか?そう!納豆の日です。
ということで、
今日は納豆について熱く語りたいと思います。
昨年の新聞記事で、納豆菌が歯周病に効く!!というのが掲載されていました。
それによると、納豆菌を水で薄めて水溶液をうがいで使った場合と治療用うがい薬でうがした場合を比較すると3倍もの効果がでたというものでした。
◆7施設で40ー60代の患者計54人を納豆菌と治療用うがい薬に分けて1カ月使ってもらい、歯周炎の改善効果を比較した。
研究リーダーで宇都宮市の螺良修一さん(42)によると、納豆菌でうがいをした場合、歯周病菌は1カ月で検出感度以下の状態まで減少したという。
また、納豆は発酵食品であるのでデキスタラネーゼという酵素をもっており、それにより、プラーク(歯垢)の歯への粘着成分であるデキストランを分解し歯への付着を低下させる。
つまり、歯周病だけでなく虫歯も予防できるのである。
介護の現場などでは必要な口腔ケアに手が回らない現状があり、「大きな 助けになるはず」と期待をしている。
ちなみに、お口の中の菌の量はだいたい決まっているので、納豆菌に限らず、乳酸菌等の善玉菌が増えれば、虫歯菌や歯周病菌が自然に減少するといわれています。
現代人の約8割の人がかかっているという、歯周病。
納豆で改善できればまさに一石二鳥、いや、納豆はおいしく食べられるので、(嫌いでなければ)一石三鳥ですよね!!
阿倍野区 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行