歯科インプラント手術後の痛みはどれくらい?
大阪市 阿倍野区 西田辺えがしら歯科
歯科のインプラント治療には、顎の骨に人工歯根を埋入するという外科手術を伴います。
これまで手術を受けた経験がない方にとっては、不安に感じる部分も多いことかと思います。
とくにインプラント手術後の痛みや腫れがどれくらいなのかは気になることでしょう。
今回はそんな歯科のインプラント手術後の痛みについて、わかりやすく解説します。
「親知らずを抜いたとき」と同じくらいの痛み
「外科手術」というと、身構えてしまう方も多いですが、実は歯科インプラントの埋入手術はそれほど大掛かりなものではありません。
歯茎をメスで切開し、顎の骨に専用のドリルで穴を開けますが、施術範囲はそれほど広くはないのです。
例えば、親知らずの抜歯でも、歯茎をメスで切開したり、顎の骨を一部削ったりすることがあります。
根っこが曲がっているような症例では、親知らずを複数個に分割することもあるのです。
そうした点も踏まえると、インプラントの埋入手術は、親知らずの抜歯とそれほど大きな差はないといえます。
ですから、手術後の痛みや腫れに関しても、親知らずを抜いたときとほぼ同程度と考えていただいて問題ありません。
術後1~3時間後に要注意
インプラント手術を行っている最中は、麻酔が効いているので痛みを感じることはありません。
手術に対する恐怖心や不安感も「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」によって軽減することが可能ですので、心配な方はお気軽にご相談ください。
手術から1~3時間経過すると、麻酔の効果が切れてくるため、痛みを感じるようになります。
この時の痛みが「親知らずを抜いたとき」とほぼ同程度ですが、個人差がある点にはご注意ください。人によってはもう少し強い痛みを感じることもあります。
ただ、処方された鎮痛剤を服用することで、痛みをコントロールすることは十分可能です。
日常生活に支障をきたすような痛みに悩まされることはまずありません。
痛み・腫れのピークは術後1~3日
歯科のインプラント手術後の痛みや腫れのピークは1~3日で、1週間もすればなくなります。
これも親知らずの抜歯とほぼ同じですね。
痛みが2~3週間も続くような場合は、何らかの異常が疑われますので、すぐに歯科を受診しましょう。
そこで気を付けていただきたい点がいくつかあります。
手術後の痛み・腫れを抑えるために
◎手術から2~3日は飲酒、激しい運動を控える
手術後の患部は、外傷を負ったような状態となっていますので、全身の血流が良くなるような行為は行なわないようにしましょう。
具体的には、アルコールの摂取、激しい運動、熱い湯船に浸かる、極端に辛い物を食べる、などです。
これらを2~3日控えることで、患部の腫れや痛みを最小限に抑えられます。
◎禁煙(タバコは感染リスクを高める)
喫煙は、全身の血流が良くなるわけではありませんが、細菌感染のリスクを高めます。タバコの煙に含まれるニコチンが毛細血管を収縮させ、一酸化炭素は酸素や栄養素の供給を妨げます。
その結果、傷口の治癒が遅れるだけでなく、病原体が侵入しやすくなるのです。
◎お口の中を清潔に保つ
術後は傷口が気になって、口腔ケアも疎かになりがちです。もちろん、傷口を刺激するようなケアは行うべきではありませんが、その他の部位はいつも通りに清掃しましょう。
お口の中が不潔になると傷口の炎症反応が促進され、痛みや腫れも強くなります。
◎傷口は刺激しない
歯科インプラントを埋めた部位は、できるだけ刺激しないようにしてください。
上述したアルコールや辛い物、タバコは“傷口を刺激する”という意味においても控えるべきだといえます。
そしてもう1点注意が必要なのが「うがいのやりすぎ」です。
うがいをすることは、お口の中を清潔にする上で有効ですが、術後にやり過ぎると悪い影響が現れます。
かさぶたの形成が邪魔されて、傷の治りを遅らせるのです。
そのため、術後のうがいは適度に行うようにしてください。
まとめ
このように、歯科のインプラント手術後の痛みは、それほど強いものではなく、鎮痛剤によってコントロールすることが十分可能です。
今回ご紹介したような点に配慮することで、手術後の痛み・腫れは最小限に抑えられます。
それでも不安のある方は、大阪市阿倍野区の西田辺えがしら歯科までお気軽にご相談ください。
さらにくわしくご説明します。
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