阿倍野区 妊娠 歯の治療

妊娠中の歯科治療は大丈夫?

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妊娠中はお腹の赤ちゃんのことを第一に考えなければならないため、喫煙飲酒は控えなければなりません。

こんにちは、阿倍野区の西田辺の西田辺えがしら歯科です。

食事や運動にも制限が加わり、医療においてもいくつか受けられない処置などが出てきます。

そこで気になるのが歯科治療ですね。

妊娠期間中は、体のさまざまな変化が起こり、歯や歯ぐきにも影響を与える可能性があります。

歯科で受ける処置は心身に大きな負担がかかりやすいものが多いことから、妊娠中は避けた方が良いように思えます。

今回はそんな妊娠中の歯科治療について、阿倍野区の西田辺にある西田辺えがしら歯科がわかりやすく解説をします。

妊娠中でも歯科治療は受けられます

結論からいうと、妊娠中であっても歯科治療を受けることは可能です。

後段でも述べますが、妊娠中だからこそ歯科治療予防処置を積極的に受けて欲しいというのが歯科医師の本音です。

ただし、妊娠中は歯科治療に向いている時期向いていない時期がありますので、その点は十分にご注意ください。

以下は、妊娠中の歯科治療に関する一般的なガイドラインです:

妊娠初期:通常は治療を避けるべき時期です。ただし、緊急の状況や重篤な問題がある場合は、歯科医師と相談し、適切な治療方法を決定してください。

妊娠中期(4か月から6か月頃):比較的安全な時期とされていますが、X線撮影などの放射線は避けるようにしてください。治療が必要な場合は、最小限の放射線を使用し、エプロンなどの保護をしっかりと行いましょう。

妊娠末期:また、治療を避けるべき時期です。長時間の治療や局所麻酔によるストレスを避けるため、緊急の治療に限定することが推奨されます。

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歯科治療に向いているのは「安定期」

妊婦さんが歯科治療を受けるのに適しているのは妊娠中期です。

安定期とも呼ばれるこの時期なら、文字通り母子ともに安定した状態となるため、歯科治療を行っても大きなトラブルに発展することはないでしょう。

当院でも安定期の妊婦さんにさまざまな歯科治療を実施する機会があります。

妊娠中に受けられる歯科治療について

安定期であれば、一般的な歯科治療はほとんど受けられます。

具体的には「虫歯治療」「歯周病治療」「審美治療」などを妊娠前と同じように受けることが可能です。

レントゲン撮影もお腹の赤ちゃんへの悪影響は確認されていません。

そもそも歯科のレントゲン撮影は、お口の周りに限定してX線を照射するものなので、首から下が被ばくすることはないのです。

一応はレントゲン防護服を着てもらい撮影します。

ドリルで虫歯を削ったり、スケーラーで歯石を除去したりする処置も安定期なら問題なく行えます。

歯の麻酔については後ほど阿倍野区の西田辺にある西田辺えがしら歯科が解説します。

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妊娠中の歯の麻酔は大丈夫?

妊娠中の歯の麻酔に関しては、一般的に安全であるとされています。

ただし、全ての麻酔薬が安全であるわけではなく、選択される麻酔薬によっては慎重な配慮が必要です。

歯科治療において一般的に使用される局所麻酔は、特定の部位の感覚を一時的に麻痺させるために使われます。

これは一般的に胎児にはほとんど影響を及ぼさないとされています。

歯科医師は妊娠中に適切な麻酔薬を選択し最小限の量で処置を行うように心掛けます。

また、妊娠初期(特に最初の3か月)と妊娠末期(特に最後の3か月)は治療を控えることが推奨される場合もあります。

妊娠中に受けられない歯科治療

母子ともに安定した状態であっても、妊娠期には避けた方が良い歯科治療もあります。

その代表は「インプラント」です。

インプラントは外科手術を伴うだけでなく、治療が半年以上に及ぶのが一般的です。

もちろん、治療のスケジュールを綿密に組み、一つひとつの処置を慎重に行えば不可能ではないのですが、やはり出産後に延期した方が望ましいといえます。

その他、難症例の親知らずの抜歯も出産後に行った方が良いでしょう。

症状がなくても定期検診は受けましょう

妊娠期間中は、体のさまざまな変化が起こり、歯や歯ぐきにも影響を与える可能性があります。

いくつかの理由で歯周病や虫歯のリスクが高まります。

妊娠性歯肉炎」という妊婦さん特有の歯周病があるくらいですから、普段よりも予防に努めることが大切です。そこで有用なのが定期検診ですね。

妊婦さんは少なくとも安定期に1回は定期検診を受けましょう。

気になる症状がなかったとしても、専門家にチェックしてもらうことで安心が得られます。

歯周病は自覚症状に乏しい病気であり、見落としてしまうことも多々ありますので、余裕のある時に検査を受けておくことが望ましいです。

ちなみに、妊娠期の歯周病を重症化させると「早産・低体重児出産」のリスクが高まることから、十分な対策が必要といえます。

妊娠中の歯の健康を保つことは、母体と胎児の両方にとって重要です。

まとめ

今回は、妊娠中の歯科治療について、阿倍野区の西田辺えがしら歯科が解説しました。

誤解されている方も多いようですが、妊婦さんも安定期であれば問題なく歯科治療が受けられます。

気になる症状が見られた場合だけでなく、予防のためにも安定期に一度、歯医者さんを受診することをおすすめします。

阿倍野区の西田辺にある西田辺えがしら歯科にご相談ください。

阿倍野区 西田辺えがしら歯科 院長
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行

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