あなたの口は渇いている???唾液の重要性?

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8月に入り、連日猛暑が続いていますね。

暑さのために熱中症が心配されており、特に運動をしていなくても、水分補給の重要性が言われています。

前々回、「ドライマウス」についての説明をアップしましたが、これほど暑い日が続くと、ドライマウスでない方でも気がつくとのどが渇き、お口の中がカラカラになっているのではないでしょうか。

お口の中がカラカラだと、もちろん「唾液」も少なくなっています。

今回は、口の中にあって当たり前のように思える「唾液」の重要性について、ご説明いたします。

ご存知のように、「唾液」は、消化を助けたり、飲み込みやすくしたり、味を感じる組織に味を運んだりと、特に食事の時に大切な分泌物です。

しかし、それだけではありません。
お口の中を適度な状態に保つためにも、大きく貢献しているのです。

1. 細菌の繁殖を防御します。

お口の中にはたくさんの細菌が存在していますが、そのほとんどが悪さをしないものです。
唾液には抗菌作用があり、悪い細菌の侵入を防いだり、攻撃したりして、お口の中を適度な状態に保っています。

2. 歯の再石灰化

歯の表面は硬いエナメル質に覆われています。虫歯の原因菌であるミュータンスや甘い飲食物などにより、このエナメル質の表面はたえず溶解しています。

唾液にはこのエナメル質の成分が含まれており表面を常に修復しているのです。これにより、虫歯を防いでいます。

3. 粘膜の保護

唾液には、粘膜や食べ物を覆う作用があります。これにより、口腔内の保湿を行ったり、食べ物などの刺激に対してお口の中の粘膜を保護する作用があります。また、同時にお口の中の細菌を取り込んで、外へ排除させています。

4. pHの維持

pHとは、お口の中の酸性・アルカリ性の程度を表す言葉です。pHが0に近いと酸性、14に近いとアルカリ性、7前後は中性となっています。

通常、お口の中はpH6.8?7.0で、中性を保っています。飲食物や細菌などの酸により、このpHが5.5以下になってしまうと、歯の表面を覆っているエナメル質は、簡単に溶けてしまいます。これを中和させているのが、唾液中の成分なのです。

唾液の大切さがお分かりいただけたでしょうか。

このほかにも、筋肉や骨の発達を促進したり、白内障の進行を抑制する効果により、老化防止に役立つと言われています。また、がん予防の機能も認められているのです!

次回のブログでは、どうしたら「唾液」をたくさん出すことができるのかをご紹介したいと思います。

大阪市 阿倍野区 西田辺 医療法人優伸会 えがしら歯科では、
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阿倍野区の歯医者 西田辺えがしら歯科
歯科医師 院長 江頭伸行