波や習慣性のある歯の痛みと対処法を解説
阿倍野区の西田辺の歯医者 西田辺えがしら歯科の波や習慣性のある歯の痛みと対処法を解説の歯の豆知識ページです。
歯の痛みに悩まされた経験のある人は、歯痛に波や規則性が存在していること気付いているかと思います。
風邪や胃腸炎などは、頭痛や腹痛がずっと続くものですが、同じ感染症の一種であるにもかかわらず、虫歯には痛みにムラが見られます。
今回はそんな波がある歯の痛みについて、阿倍野区の西田辺にある西田辺えがしら歯科がわかりやすく解説をします。
目次
歯の痛みの波について
冒頭でも述べたように、歯の痛みには波があることが多いです。
その理由は歯痛の原因によっても少しずつ変わります。
虫歯による歯の痛み
虫歯による歯の痛みは、休憩や就寝の際、横になった時に現れやすいです。
身体を横にすると、血液が頭部へと流れ込むため、歯や歯茎の血流も増加します。
その結果、歯の神経が圧迫されたり、炎症反応が強まったりして歯痛も大きくなるのです。
また、就寝前は副交感神経が優位になって血管が拡張することも歯痛を強める一因となります。
【対処法】
歯科医院に予約をとり、虫歯を治療しましょう。
虫歯が完治すれば、波のある歯の痛みに悩まされることもなくなります。
夜間や歯科医院にすぐに行けない場合は、歯が痛い時に飲む薬(歯痛薬)を飲みましょう。
また、夜間に歯が痛む原因と対処法も参考にしてください。
智歯周囲炎による歯の痛み
親知らずである智歯(ちし)の周りに歯茎の炎症が起こる病気で、歯そのものではなく、歯の周りにズキズキとした痛みが生じます。
歯の痛みと錯覚しやすいため、十分な注意が必要です。
智歯周囲炎の痛みは、疲労や睡眠不足、ストレスなどで免疫力が下がった時に強くなります。
口腔内な不潔な場合も細菌の活動が活発になり、痛みが増悪します。
ちなみに、親知らずは歯周病だけではなく、虫歯のリスクも高くなっています。
親知らずは虫歯になっている場合は、上段で説明したようなメカニズムで痛みが起こります。
【対処法】
智歯周囲炎や親知らずの虫歯は、歯茎の消毒や抜歯によって症状を解消することが多いです。
親知らずの生え方が比較的正常で、清掃性も良好であれば、通常の歯周病・虫歯治療を行うこともあります。
夜間や歯科医院にすぐに行けない場合は、歯が痛い時に飲む薬(歯痛薬)を飲みましょう。
また、夜間に歯が痛む原因と対処法も参考にしてください。
知覚過敏による歯の痛み
冷たいものがキーンとしみる知覚過敏も波や習慣性のある歯の痛みを伴います。
これは虫歯や歯周病とはまったく関係のない痛みで、細菌感染も起こっていません。
外傷や強いブラッシング圧などで歯が割れたり、摩耗したりしている場合に、外からの刺激を受けやすくなることで痛みを感じます。
冷たい飲み物や食べ物を口にした際、頻繁に痛みを感じる場合は、知覚過敏の重症度も高いことから、適切な治療が必要となります。
温かいもので、しみる場合は知覚過敏症ではなく歯髄炎の可能性があります、
【対処法】
摩耗によって知覚過敏が起こりやすくなっている場合は、知覚過敏用の歯磨剤を使用してください。
ひどい場合は歯科医院を受診して、専用の薬剤を塗布したり、コーティングなどの処置を施したりします。
エナメル質に亀裂が入っている場合は、コンポジットレジンなどで修復します。
そうした治療を行っても症状が改善されない場合は、歯の神経を抜くこともあります。
歯ぎしり・食いしばりによる歯の痛み
歯ぎしりや食いしばりといった悪習癖がある場合も歯の痛みが習慣化しやすいです。
とくに眠っている間に起こる歯ぎしりは、力のコントロールが難しく、歯や歯茎、顎の関節に大きな負担がかかりがちです。
そうした人は、朝起きた時に歯や顎の痛みを感じやすくなっています。
日中はあまり痛みが生じないのも特徴のひとつといえます。
【対処法】
就寝中にナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着して、歯ぎしりによる影響を緩和します。
まとめ
今回は、波や習慣性のある歯の痛みについて、阿倍野区西田辺の西田辺えがしら歯科が解説しました。
何らかの刺激や体調の変化がきっかけとなって生じる歯の痛みは、それぞれの原因を突き止め、適切な処置を施すことで改善できます。
皆さんも時々生じる歯の痛みにお困りであれば、まず阿倍野区の西田辺にある西田辺えがしら歯科までご相談ください。精密に検査した上で、最善といえる治療法をご提案します。
阿倍野区の西田辺にある西田辺えがしら歯科
IDIA国際口腔インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師 院長 江頭伸行