インプラントのお悩みQ&A

大阪市 阿倍野区 西田辺 えがしら歯科

インプラント治療よくある質問をまとめました。

歯科のインプラント治療は、この2~30年間あいだに急速に進歩し、数多くの歯科医院で行える治療方法となっています。

失った歯を補う治療方法としての画期的な選択肢となった一方、さまざまな情報が交錯し、誤解されていることあります。

ここで、インプラント治療に関する患者さまのよくある質問に、当院の考え方・治療方についてご理解いただければと思います。

Q:安全な治療ですか?

A:術前の診査診断において、十分に安全を確保した治療計画を立てます。

詳しくは「インプラントって大丈夫?」をご覧ください。

Q:誰でもインプラント治療を受けられますか?

A:【年齢】
顎の骨が成長しきっていないお子様には適応できません。
他の要因に問題がなければ、年齢の上限はありませんが、しかし閉経後の女性は骨粗しょう症などのリスクが増え、予後が悪くなったりする場合があります。

【血圧】
血圧の高い方でも薬など内科でコントロールされている方は、余程重度でなければ問題ありません。

【心臓病】
必要に応じてかかりつけのお医者さんに確認します。そして病状を確認し問題ないか精査してから治療を行います。

【糖尿病】
糖尿病に罹られてい方の外科処置は、予後が良くないことが多くあります。

血糖値、Hba1cなど数値を参考に、慎重な検討が必要です。

薬や食事によってコントロールされている場合は治療できます。

【骨そしょう症】
骨の状態をレントゲンやCTで精査することが必須です。

また、ビスフォスフォネートなどの骨粗しょう症の薬をを服用されている方は、その服用期間が問題になることが多いです。

ビスフォスフォネートなどの骨粗しょう症の薬を長期間に服用されている場合、インプラント治療だけでなく外科処置の後にも、顎の骨の異常が発現することがあります。

【歯ぎしり】
インプラント治療後にも歯ぎしりをされる方には、噛む力を分散し弱めさせるためにプラスチック製のマウスピースを寝ている間に装着していただくことがあります。

【歯周病】
インプラント治療前に歯周病の治療を行い、お口の衛生状態が良い状況であれば、歯科のインプラント治療はできます。

【骨の形態】
インプラントに適した骨の形態はあります。
一方、骨の増生やインプラント埋入の位置・傾斜の工夫により、治療は可能になります。 このためには3D―CTによる3次元的な診査・診断・計画が必須となります。

Q:手術後の腫れや痛みが心配ですが…?

A:骨の中を触る処置なので、個人差はありますが、術後は腫れが出てしまいます。通常術後1~3日が最も腫れ、1週間程度で消失します。親知らずを抜いたときと同じようなイメージです。

術中は麻酔をしているので、ほとんど痛みを感じることはありません。詳しくは、「静脈内鎮静法」のページをご覧ください。麻酔が切れてくる術後1~3時間後に1度痛みが生じますが、お渡しする痛み止めでほぼ解消されます。

手術後は、鎮痛剤が効いていればひどい痛みを生じることはまずありません。
神経へのトラブルなどは、術前の綿密なシュミュレーションと、術後診査をしっかり行うことで防ぐことができます。

Q:他の歯に影響はありますか?

A:インプラントを埋め込んでいく際に、歯茎の骨の中で他の歯根に接触した場合に、影響が出ることがあります。

しかし、これは事前の CT 診査で確認しておけば、避けることは十分に可能ですができます。良い影響としては、インプラントにより噛み合わせの力を分散できることで、他の歯を保護することが期待できます。

Q:喫煙しているのですが、インプラント治療ができますか?

A:タバコを吸われている方にインプラント治療を行った場合、予後が必ずしも芳しくないことが知られています。

この機会に禁煙して頂くのが、インプラントを長く持たせることにつながります。

Q:金属アレルギーなのですが大丈夫ですか?

A:歯科のインプラント治療に使用されているチタン合金は、金属アレルギーの症状を引き起こすことは、非常に稀です。

全世界で、ごく少数の報告がされているに過ぎません。

Q:どの程度噛めるようになりますか?

A:インプラントの上部構造が入った後、噛んだときに違和感がしばらくありますが、数週間~1カ月程度で天然の歯と同じように違和感なく噛めるようになります。

Q:骨・神経への影響はありませんか?

A:お口の中の軟組織、骨には複雑な神経・血管の走行が見られます。 また、個人差も大きいので、術前にCT撮影を含めた慎重な診査が必要となります。治療計画を、シュミレーションソフトを活用して十分に行うことで、それらの組織へ の影響を最小限に抑えることができます。

Q:インプラントは何年くらい使えますか?

A:全身状態やお口の中の状態で適応症の間違いがなく、インプラント治療後のメインテナンスを確実に行っていれば、10年以上はもつと考えています。

Q:何本入れるのですか?

A:失った歯の本数を入れる必要はありません。骨やお口の中の状態、どのくらい噛めるようになりたいか、費用・期間などを相談しながら、必要なインプラントの本数を決定していきます。

Q:費用は相談できますか?

A:治療費用に関しては当院専属のトリートメント・コーディネーター(カウンセラー)にご相談いただけます。治療方法・治療の進め方、お支払方法についてもご相談ください。

Q:心の準備が必要になりそうですが…?

A:外科手術ですから、緊張されるかたがほとんどです。歯科医師はじめスタッフが万全の準備をしてお待ちしておりますので、できるだけリラックスしてお越しください。

Q:手術後に気をつけることは何ですか?

A:【麻酔】麻酔でしびれている間は頬や舌を噛まないように、やけどしないようにご注意ください。

【うがい】
出血を早く止めるためには、あまり頻繁にうがいをしないでください。

【歯磨き】
手術後に縫合の糸を引っ掛けないように注意しながら、ゆっくり丁寧に磨いてください。

【洗浄・消毒】
術後2~3日以内に消毒にお越しください。

【風呂】
当日は、長湯をしなければ問題ありませんが、シャワー程度がお勧めです。

【運動】
当日の激しい運動は避けてください。

【お酒】
控え目にお願いします。

【たばこ】
禁煙をお勧めします。喫煙された場合、確実にインプラントの寿命は短くなります。

Q:手術後の歯ブラシはどうすればいいですか?

A:縫合した糸の付いている間、術野周囲はゆっくりと丁寧に磨いてください。 その後、縫合した糸をとったあとは術前と同じように磨いていただいて構いません。 術後数週間して歯肉が安定してきたところで、インプラント周囲を専用の柔らかい歯ブラシで磨くことを、お勧めすることもあります。

インプラント治療における、よくある質問をまとめました。

これ以外に、インプラント治療やインプラント手術のことで不安・疑問があれば、お気軽に当院までお電話・メールでお問い合わせください。